道知事「保護者の信頼損なった」

学校が自殺アンケ廃棄で

2016/3/24 20:13

 北海道の高橋はるみ知事は24日の定例記者会見で、2013年に札幌市の北海道立高校1年の男子生徒=当時(16)=が自殺後、原因を探る校内アンケートの原本を学校が廃棄したことについて「生徒の保護者との信頼関係を大きく損ない、大変遺憾だ」と述べた。

 この問題をめぐっては23日の道議会文教委員会で道教育委員会教育部長が「慎重さに欠けた」と述べ、対応に問題があったと認めていた。

 道教委は情報公開請求した遺族にアンケートの抜粋版のみを開示。部活顧問の不適切な指導、いじめをうかがわせる記載があった。