UQ WiMAX、なぜ集団訴訟に!?原告側は何を詐欺罪と訴えているのか!?
WiMAXのユーザー達が原告となり、UQ WiMAXに対して集団訴訟を起こそうと準備を進めています。
ネットでのこの運動は、大手マスコミにも取り上げられましたので、ご存知の方も多いのではないかと思われます。
【スポンサーリンク】
原告側はUQ WiMAXが詐欺を犯したと怒っている訳ですが、その具体的内容とは一体どのようなものなのでしょうか?
その点について分かりやすく噛み砕いて情報をシェアしてみたいと思います。
UQ WiMAXが他社との差別化のために主張していたメリットとは!?
先ず、WiMAXと他社モバイル会社サービスとの決定的な違いは何だったのか?UQ WiMAXの集団訴訟問題を考えるに当たり、この点はしっかり認識して置く必要があります。
これは言うまでもありませんが、WiMAXには他社モバイル会社サービスに見られるような、月間通信量を7GB超えた時の通信速度制限がなかったという事です。
ですから、WiMAXは販売促進の売り文句として、『モバイル回線として使えるし、家の固定回線としても使えるので一本化すれば通信費の大幅な削減ができる』と謳っていたのです。
2015年8月13日現在もUQ WiMAXのサイトには以下のような記述があります。
『複数デバイスのインターネット契約をWiMAXに一本化すれば、通信費の節約になることも!』⇒ギガ放題なら 超速ネットがたっぷり!|UQ WiMAX|超高速モバイルインターネットWiMAX2+
速度制限がなく、普通の光回線よりも速いのであれば、一本化するメリットは確かに非常に大きいでしょう。実際に、家の光回線など高速固定回線を解約してWiMAX一本に切り替えたと言っている人もネット上には見受けられます。
WiMAX(2+)のメリットが消えた!!
ところが、UQ WiMAXは、月間通信量が7GBを超えた際の通信速度制限を開始したのです。
UQ WiMAXと契約したユーザー達がUQ WiMAXを詐欺罪に問うべく訴訟準備を進めている原因の1つにはこれが挙げられるでしょう。7GBで速度制限されてしまうと、モバイル回線と固定回線をWiMAXで一本化したユーザーの被害は特に計り知れないものになってしまいます。
しかし、UQ WiMAXは『ギガ放題』という少し使用料金が高いプランを打ち出し、『月間データ量制限なし』と新たな宣伝もして来ました。
これは月間通信量が7GBを超えても速度制限しませんというサービスプランです。
これで本当の意味で速度制限される事なく使い放題になったかと思いきや、今度は3日で3GB制限(実質1日1GB制限)という制限を打ち出したのです。
1日1GB制限であれば1ヶ月を31日とすれば月間データ量は31GB制限であり、『月間データ量制限なし』という宣伝文句は事実と大きく異なってしまうのです。
このように時が経つに連れ、契約した時点とサービス内容がどんどん一方的に変えられて行き、現状の宣伝文句も実際と食い違うという現状にあります。
速度制限なしがWiMAXのサービスの主要部分であり、そう宣伝して来たにも関わらず、実際は速度制限をして料金を上げてしまいました。これは、グレードの高いサービスであると宣伝して高いお金を頂戴しておきながら、実際には低品質な別物サービスを施しているのと同じです。
月間データ量制限なしという、事実と異なる宣伝文句はこれ以上被害者を増やさないためにも即刻修正されるべきであると考えます。
【Ads by 忍者AdMax】
ギガ放題は1日どれくらい動画を見れるの!?
ちなみに、もしUQ WiMAXが勧めるようにモバイル回線と固定回線を一本化した場合、動画が好きな人は1日にどれくらい速度制限される事なしに動画を見られるのでしょうか?
YouTubeを高画質で見る事を日々の楽しみにしている人の場合を考えてみます。HD画質でYouTubeを見ると、1分当たり140MBのデータ通信量になるという事ですから、10分で1.4GBに到達します。
つまり、WiMAX(2+)が速度制限される事なしにHD画質で動画を楽しめるのは1日7分ちょっとまでという事になります。
本当に家の高速固定回線とモバイル回線をWiMAXで一本化してしまって良いのか、自分自身のネットの使い方と照らし合わせた上でしっかり検討する必要がありそうです。
※いいねと感じたら『いいね』や『リツイート』、また『コメント』等も頂けるとお役に立てている実感が持て、励みになります。