トルコのドアン通信は23日、ISに参加しようとしてシリアとの国境地帯で、治安当局に拘束された日本人の男性(24)が調べに対し、電話で知り合ったシリア人にISに参加するよう説得されたと述べたと報じた。ISによる勧誘とみられる。
岸田文雄外相は日本時間24日朝、在トルコ日本大使館がトルコ当局による邦人男性の拘束を確認したと外務省で記者団に明らかにした。日本政府関係者によると、男性は和歌山県出身とみられ、24日中にも関西空港着の航空機で帰国する。
トルコのイフラス通信は男性のイニシャルを「M・M」と報道。複数の現地メディアが掲載した写真では、男性は細身で眼鏡をかけ、ウインドブレーカーのようなものを着ている。
ISをめぐっては、北海道大の男子学生が戦闘員として参加するためシリアへの渡航を企てたとして、警視庁公安部が2014年10月、私戦予備・陰謀の疑いで、事情を聴くとともに関係先を家宅捜索した。