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最終更新:2016年3月24日(木) 17時48分

「吐き気で授業抜けるのか」 白血病の中2男子生徒の退席認めず

 神奈川県藤沢市の公立中学校で、授業中に体調が悪くなった白血病の男子生徒が、「保健室に行きたい」と訴えたにもかかわらず、男性教諭が退席を認めていなかったことがわかりました。

 問題の教諭は藤沢市の市立中学校で英語を教えている50代の男性教諭で、藤沢市の教育委員会によりますと、去年4月、授業中に2年生の男子生徒から「保健室に行きたい」と訴えられたにもかかわらず、退席を認めなかったということです。

 この男子生徒は白血病の投薬治療を受けていましたが、教諭は「吐き気ぐらいで大事な授業を抜けるのか。我慢できないのか」などと発言したということです。男子生徒は授業が終わるまで保健室に行けず、これ以降、男性教諭の授業には出席できなくなったということです。

 男性教諭は、「白血病の治療を受けていることを思い出せなかった」と説明していますが、「配慮に欠ける対応をした」として、教育委員会から指導を受けています。(24日15:48)

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