クリーク・アンド・リバー社、2015年2月期は売上高11.2%増、営業利益18.6%増と2ケタ増収益を達成…全ての項目で過去最高業績に
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また、期末配当については、従来予想の一株当たり6円に対し、業績動向や配当性向を勘案し、7円に予想を修正した(前々期実績は5円)。
セグメント別の状況は下記の通り。
①クリエイティブ分野(日本)は、売上高が前々期比8.3%増の143億1200万円となった。映像、ゲーム、Web・モバイル、広告・出版など各領域において展開する派遣稼働人数が過去最高に達するなど好調に推移。ただ、その一方で、映像・TV・映像技術関連分野において一部不採算案件が発生などもあり、制作体制の再構築を進めた。また、ゲーム分野においては、コンシューマー、アミューズメント、ソーシャル分野のクリエイター需要増に着実に対応するとともに、昨年9月よりゲームクリエイターが常駐する制作ルームをこれまでの3倍の規模に拡張し、自社開発機能および制作受託機能を強化した。
②クリエイティブ分野(韓国)は、売上高が前々期比9.9%増の32億7400万円となった。
ただし、韓国国内における派遣事業の競争激化等の影響を受けており、利益率が低下傾向にあるという。そのため、TV分野におけるクリエイター・ネットワークを活かした受託案件への展開、漫画家を中心としたトップクリエイターのマネジメントによる韓国で流行のWebコミック案件や当社グループの他分野と連動した出版エージェンシー事業など、収益の多様化を進めている。
③医療分野は、売上高が前々期比7.5%増の27億3100万円となった。全国各地での慢性的な医師不足や地域的偏在を背景に、医師へのニーズは引き続き高く、医師の紹介事業が堅調に推移した。
④その他の事業は、IT分野や法曹分野、会計分野のエージェンシー事業などを展開しているが、売上高26億700万円(前々期比38.9%増)で着地した。ファッション分野の加速的な成長を狙いに連結子会社化したインター・ベルの貢献も寄与している。
なお、続く2016年2月期の見通しについては、売上高250億円(前期比9.0%増)、営業利益15億円(同15.7%増)、経常利益15億円(同13.6%増)、当期純利益8億円(同7.5%増)を見込む。中核事業であるエージェンシー事業の持続的成長を目指し、事業基盤をさらにに強化するほか、各分野のエージェンシー事業をより一層強化していく方針としている。
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企業情報(株式会社クリーク・アンド・リバー社)
会社名 | 株式会社クリーク・アンド・リバー社 |
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URL | http://www.cri.co.jp/ |
設立 | 1990年3月 |
代表者 | 井川幸広 |
決算期 | 2月 |
直近業績 | 売上高175.32億円、営業利益9.92億円、経常利益10.35億円、当期純利益3.34億円(2013年2月期) |
上場区分 | JASDAQ |
証券コード | 4763 |
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