キューバ野球連盟 大リーグ目指す選手の亡命問題解決を
アメリカの大リーグの球団が、54年ぶりに国交を回復したキューバを訪れて親善試合を行うのを前に21日、首都ハバナで記者会見が行われ、キューバ側は大リーグでのプレーを目指すキューバの選手が相次いで亡命している問題の解決を訴えました。
アメリカとキューバは去年、54年ぶりに国交を回復し、これを記念して大リーグのレイズがハバナを訪れ22日、キューバ代表と親善試合を行います。
試合を翌日に控えた21日、大リーグ機構のマンフレッドコミッショナーとキューバ野球連盟のベレス会長がそろって記者会見しました。
マンフレッドコミッショナーは「野球はアメリカの文化であり、キューバの文化でもあると確信している。今回、両国の関係の発展に貢献できるのはとても誇らしい」とあいさつしました。また、アメリカの経済制裁の影響で大リーグでのプレーを目指すキューバの選手が相次いで亡命している問題については、「話し合いを続けている最中だが政治が伴う複雑な問題だ。両国の政府を含めた多くの団体が関わっている」と述べ、解決には時間がかかる考えを示しました。
一方、ベレス会長は「キューバは大リーグに選手を送る準備ができているが、今も選手たちは亡命を仲介する不法な人身売買に苦しんでいる。ほかの国の選手と同じように、大リーグでも自由にプレーする権利を認めてほしい」と述べ、両国の政府などに働きかけて問題の解決を急ぐよう訴えました。
試合を翌日に控えた21日、大リーグ機構のマンフレッドコミッショナーとキューバ野球連盟のベレス会長がそろって記者会見しました。
マンフレッドコミッショナーは「野球はアメリカの文化であり、キューバの文化でもあると確信している。今回、両国の関係の発展に貢献できるのはとても誇らしい」とあいさつしました。また、アメリカの経済制裁の影響で大リーグでのプレーを目指すキューバの選手が相次いで亡命している問題については、「話し合いを続けている最中だが政治が伴う複雑な問題だ。両国の政府を含めた多くの団体が関わっている」と述べ、解決には時間がかかる考えを示しました。
一方、ベレス会長は「キューバは大リーグに選手を送る準備ができているが、今も選手たちは亡命を仲介する不法な人身売買に苦しんでいる。ほかの国の選手と同じように、大リーグでも自由にプレーする権利を認めてほしい」と述べ、両国の政府などに働きかけて問題の解決を急ぐよう訴えました。