日伊外相会談 北朝鮮への対応 連携で一致

日伊外相会談 北朝鮮への対応 連携で一致
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イタリアを訪れている岸田外務大臣はジェンティローニ外相と会談し、北朝鮮が弾道ミサイルの発射など挑発行為を繰り返していることを受けて、北朝鮮の核やミサイルの開発を食い止めるため、連携して対応していくことで一致しました。
岸田外務大臣は日本時間の19日夜、外務大臣として初めて訪れたイタリアのローマでジェンティローニ外相と2時間会談しました。この中で岸田大臣は、北朝鮮が18日、日本海に向けて弾道ミサイルを発射するなど挑発行為を繰り返していることについて、「断じて容認できず、国際社会は断固とした対応を取る必要がある」と述べ、両外相は北朝鮮の核やミサイルの開発を食い止めるため、連携して対応していくことで一致しました。
また、両外相は南シナ海で中国が海洋進出を活発化させていることを念頭に、力による現状変更への懸念を共有したうえで、海洋における法の支配を徹底していく方針を確認しました。さらに両外相は、伊勢志摩サミットに合わせて、来月、広島市で開かれるG7=主要7か国の外相会合の成功に向け協力していくことを確認しました。
会談のあと、両外相はそろって記者会見に臨み、このうちジェンティローニ外相は外相会合の際に、広島市の平和公園や原爆資料館を訪問する意向を明らかにしました。