うがい薬パッケージ デザイン変更で和解が成立

うがい薬パッケージ デザイン変更で和解が成立
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うがい薬のパッケージを巡って、食品大手の「明治」と外資系の製薬会社の「ムンディファーマ」は、互いにデザインの使用の差し止めを求める仮処分を裁判所に申請していましたが、ムンディファーマがデザインを変更することで和解が成立したことが明らかになりました。
食品大手の明治は、これまで一般用うがい薬の「イソジン」を販売していましたが、契約の見直しで来月からは商品名だけを変えて、これまでどおりパッケージにカバのキャラクターを使ってうがい薬の販売を続けます。
「イソジン」という名前のうがい薬は、来月から、薬の成分を開発した外資系の製薬会社ムンディファーマなどが新しいキャラクターを使って販売することにしています。
両者は互いに、パッケージが似ていて消費者が間違えるおそれがあるなどとして、デザインの使用の差し止めを求める仮処分を裁判所に申し立てる異例の事態となっていました。
関係者によりますと、協議の結果、ムンディファーマがパッケージのデザインを変更することで和解が成立したということです。変更の時期は明らかになっていません。
ムンディファーマは「今後の方針は、来月上旬に正式に発表したい」と話しています。
和解は成立しましたが、来月からムンディファーマ側がデザインを変更するまでの間は、両者が互いに間違えるおそれがあるとして差し止めを求めたデザインのうがい薬が店頭に並ぶ見通しです。