アフガニスタン国連代表 外務省出身の山本氏就任へ

アフガニスタン国連代表 外務省出身の山本氏就任へ
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イスラム過激派などの影響で混迷が続くアフガニスタンの国連の代表に、外務省出身の山本忠通氏が就任することになり、日本も深く関わってきたアフガニスタンの和平と復興に向けて指導力を発揮することが期待されます。
アフガニスタンでは、2001年のアメリカの同時多発テロ事件を受けた軍事作戦のあと、国連アフガニスタン支援団が行政運営や反政府武装勢力タリバンとの和平に向けた支援を続けています。
複数の外交筋によりますと、国連支援団のトップに当たる事務総長特別代表に、外務省出身の山本忠通氏が就任することを、17日に安全保障理事会が承認しました。
山本氏は、外務省でアフガニスタン・パキスタン支援担当の大使などを歴任したあと、おととしから国連支援団の副代表を務めており、ことし6月に代表に就任する予定です。
国連の事務総長特別代表に日本人が就任するのは、カンボジアなどで代表を務めた明石康氏と、東ティモールで代表を務めた長谷川祐弘氏に続いて3人目です。
アフガニスタンでは、タリバンの攻勢に加えて、過激派組織IS=イスラミックステートに同調する勢力も現れ、治安の悪化が続いていて、日本も深く関わってきたアフガニスタンの和平と復興に向け指導力を発揮することが期待されます。