弁護士ドットコム - 無料法律相談や弁護士、法律事務所の検索

2016年03月24日 15時58分

高市発言は「安倍さんへのゴマすりじゃないか」田原さんら「電波停止」発言めぐり会見

弁護士を探す
高市発言は「安倍さんへのゴマすりじゃないか」田原さんら「電波停止」発言めぐり会見
ジャーナリストの田原総一朗さん

高市早苗総務相が2月上旬、「政治的に公平であること」を定めた放送法に反する放送を繰り返した場合、放送局の電波停止を命じる可能性に言及したことをめぐり、テレビで活躍するジャーナリストの田原総一朗さんや岸井成格さん、鳥越俊太郎さんらが3月23日、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を開いた。

●「聞き逃すことができない暴言だ」

田原さん、岸井さん、鳥越さんのほか、大谷昭宏さん、青木理さんといった5人の著名なジャーナリストが会見に出席した。いずれも、テレビの報道番組のキャスターやコメンテーターとしておなじみの顔ぶれだ。田原さんたちは、高市大臣が2月8日の議院予算会議で、政治的公平性に欠く放送を繰り返した場合、放送局の電波停止を命じる可能性について述べたことを受けて、2月下旬に抗議声明を出していた。

毎日新聞の特別編集委員で、TBS系の報道番組「ニュース23」でメインキャスターをつとめる岸井さんは会見で、高市総務相の発言を「黙って聞き逃すことができない『暴言』だ」と切り捨てた。そのうえで、「憲法と放送法の精神・目的に真っ向から反することは明らかだ。知らなかったとすれば(高市総務相は)担当大臣として失格で、故意に曲解したのであれば、言論統制への布石だ。どこまでも責任を追及していく」と述べた。

岸井さんはさらに、「政権がおかしな方向にいったとき、チェックしたり、ブレーキをかけることがジャーナリズムの使命だ。その使命を果たさなけば、ジャーナリズムが死んだと同じ。その役割を果たしたことが偏向報道であるというならば、真っ向から対立せざるをえない」と語った。

●「一種のマスコミの萎縮現象が起きている」

テレビ朝日系の討論番組「朝まで生テレビ!」の司会で知られる田原さんは、高市総務大臣がなぜ「電波停止」に言及したかについて持論を展開。「安倍さんへのゴマすりじゃないか。もっと勘ぐれば、安倍さんが高市さん以外の女性を相当信頼している、と。だから、『私だって、こんなにやっているんだぞ』というのゴマすりのつもりで言ったんじゃないか。それ以外にほとんど理由らしいものがない」と話した。

さらに田原さんは、この3月に岸井さんが「ニュース23」のメインキャスターを降板したり、「報道ステーション」(テレビ朝日)の古舘伊知郎さんや「クローズアップ現代」の国谷裕子さんらが相次いで降板することに触れた。「高市発言がきっかけになったわけではないが、一種のマスコミの萎縮現象が起きていると捉えている」と分析した。

(弁護士ドットコムニュース)

弁護士ドットコム 協力ライターの募集中!募集要項はこちら

この記事へのコメント

Facebook

弁護士コメント

本コメント欄は弁護士のみ書き込むことができます。
コメントを投稿するにはログインが必要です。

※ご利用の際は弁護士ドットコム利用規約及びFacebook利用規約を遵守してください。
※弁護士ドットコム株式会社はコメントの内容等によっては通報等の措置を取ることができるものとします。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して弁護士ドットコム株式会社は一切の責任を負いません。