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ビルメンデス

「ビルメンテナンス」と「ヒルナンデス」って似てるよね。

一気に読みたい!10巻以内で完結する面白いおすすめ漫画【随時更新】

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ども!ビルメンデスのyamapiです。

 

インドア派の僕は、昔からそこそこ漫画を読んで生きてきました。

世の中には面白い漫画がたくさんあって、娯楽の範疇を超えて人々に訴えかけてくる作品が数多くあります。

 

ただ…最近の漫画、長期連載多すぎません?

 

読んでみよう!と思って全50巻とか聞いたら、ちょっと億劫になってしまうのは

僕が年を取ったからだけじゃない気がする。

 

1日休みがあればサラっと読み切れる、そんな作品を今回は紹介します。

 

 

※まとめてるうちに、連載中でまだ10巻までいっていない作品も紹介したくなったので

未完結の作品も含みます。いきなりタイトル詐欺なのを突っ込んではいけない。※

 

※読んで面白かった作品は随時追加予定です。「これ面白いよ」とか「これ知らないの?」なんて作品があれば是非教えて頂きたいです。※

 

 

1~3巻完結

ハルシオン・ランチ / 沙村広明(全2巻)

人生に負けたホームレス化野元の前に現れた謎の少女ヒヨスは、「食事」を生きる目的として星々を旅する宇宙から来た奇妙な存在だった。不思議な箸を片手に、人から廃棄家電まで際限なしに何でも食べてしまう彼女のおかげで、化野の周りには荒唐無稽な騒動と濃い人間が次々と集まってくる。

 「無限の住人」や「ブラッドハーレーの馬車」で有名な沙村広明の作品。

なんというか、一言で言い現わそうとすると「不条理トンデモSFパロディギャグ漫画」って感じ。

シリアスでリアル調の絵柄なのに、やってることが基本的にブッ飛んでる。いたるところにパロディが敷き詰められてて、「ハルシオン・ランチ 元ネタまとめ」なんてサイトがあるくらい。

ゆる~く繋がった1話完結型の話が続いて、最後の最後でドン、と割と雑に伏線回収していきます。

作者の性癖をひたすら見せ続けられているような感覚を味わえる。

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女の子がご飯を食べる漫画は数多くあれど、女の子が吐きまくる漫画は僕の知る限りこれしかない。

 

All You Need Is Kill / 原作:桜坂洋・漫画:小畑健(全2巻)

出撃。戦死。出撃。戦死。
死すら日常になる毎日。
「ギタイ」と呼ばれる化物と人類の戦争を舞台に、初年兵キリヤ・ケイジの凄絶なる戦場の一日が始まる――。

 ハリウッドで映画化もされた、ライトノベル原作のコミカライズ作品。
「マブラヴ オルタネイティヴ」に似てるラノベが映画になると聞いて、僕は興味を持った作品。(実際はマブラヴオルタよりこっちの作品の方が初出は早い)
トム・クルーズ主演の映画の方を先に観ました。
そのあとでこの漫画を読んだけれど、
映画とは結末が異なっているので映画だけ観たって人にもおすすめ。
死んで、やり直す。その苦悩が重く描かれている作品。
作画は「DEATH NOTE」「バクマン。」の小畑健だけあって流石に絵がうまいです。
短いのに濃密、かつスピード感ある展開で一気に読めます。
幕間に黒背景の白抜き文字でそのエピソードを表した文章が書かれているんだけど、胸を打つ言葉があったので紹介しておきます。

「人生は石に刻むものだ。何度でも書きなおせる紙に書いたって意味はない。」

 

親なるもの 断崖 / 曽根富美子(全2巻)

彼女たちは、渾身の力を振り絞り闘い続けた…!!――昭和2年4月、北の海を渡り、4人の少女が北海道室蘭の幕西遊郭に売られてきた。松恵16歳。その 妹・梅11歳。武子13歳。道子11歳。松恵はついたその日に客をとらされ、首を吊った。奈落の底で、少女たちの血を吐くような人生が始まった!!

一時期、この漫画のバナー広告が出まくってる時期があって、まんまと買ってしまった作品。

女郎として生きるしかなかった女性の一生が丁寧に描かれています。

とにかく重い。心臓をキュッと掴まれるような、そんな感覚になる作品。

フィクションなんだけど、こんなことが実際に起きていたんだろうなと考えさせられる。

豊かな時代に生まれた自分たちだからこそ、こういった作品には目を背けず向き合う必要があるんじゃないかなと思います。

 

この世界の片隅に / こうの史代(全3巻)

第二次世界大戦中、広島の漁師町に育ち絵を描くことが好きな少女・浦野すずは、急遽、軍港・呉に住み、海軍に勤務する周作・北條家に嫁ぐことになる。戦時中とはいえ当初は比較的普通の夫婦生活を送り始める。戦争中の庶民の日常生活をリアルに描いており、気楽でもなく、かといって極端に悲惨でもなく、現代においてもどこにでもある日々の家族愛を表現しつつ、ストーリーは展開していく。

戦時中の広島・呉を舞台にした作品。戦争をテーマにした漫画というと、「はだしのゲン」なんかが有名だけど、そういった作品とはちょっと違った、優しい雰囲気を感じる作品。戦争っていう非日常の中でも、庶民の日常と言うものは確かに存在していたんだよな、と感じさせてくれる傑作。

アニメ映画製作の為にクラウドファンディングで資金を募ったら、目標の2000万調達までわずか8日だったというところからも、良い作品だからこそ!というファンの気持ちが伝わってくる。映画は今年の秋公開予定だそうです。僕も絶対見に行こう

 


映画「この世界の片隅に」特報1

 

同じく、「夕凪の街 桜の国」 (全1巻)も是非読んでほしい作品です。

邪眼は月輪に飛ぶ / 藤田和日郎(全1巻)

東京湾で座礁した米軍の空母から、一羽の鳥が逃げた。そのことで多くの兵士が死ぬ。
さらに東京の街中にやって来たその鳥は、空前の死者を出す。

その鳥とは、その眼で見られた者はすべて死んでしまうという一羽の恐ろしいフクロウだった。
かつて猟師仲間とともに、そのフクロウを一度は撃ち落とした鵜平は、米軍の要請を受けて、再び銃を取る――。

最近アニメにもなった「うしおととら」や「からくりサーカス」の藤田和日郎の真骨頂がたった1冊で堪能できる作品。

軍隊、カッコイイジジイ、巫女。「あー、藤田作品だなぁ」と。

フクロウに見られたら死ぬ。それだけのシンプルな設定でここまで熱く、臨場感のあるハリウッドのアクション映画のようなスケールで描けるのは流石の一言。

 

レベルE / 冨樫義博(全3巻・文庫版全2巻)

現在地球には数百種類の異星人が行き交い生活している。気づいていないのは地球人だけなのだ…。

超が付くほど短編漫画のおすすめとして挙げられる作品ではあるんだけど、一応。

やっぱり大好きな作品なので。僕はジャンプコミックス版と文庫版、両方手元に置いてあります。

アニメもなかなか良かったけれど、やっぱり原作の富樫絵が最高。どのエピソードも好きだけれど、僕が一番好きなのは食人鬼の話かな。カラーレンジャーも捨てがたいけど。オムニバス式の漫画なのも読みやすくていいよね。

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このセリフはあまりにも有名。

 

ミスミソウ / 押切蓮介(全3巻・完全版全2巻)

半年前、父親の仕事の都合で東京の学校から大津馬中学校に転校して来た野咲春花は、クラスメイトからの壮絶なイジメに遭っていた。春花は家族に心配を掛けまいとイジメに遭っていることを隠し、中学校卒業までの残り2ヶ月間を必死に耐えようとするが、春花へのイジメは悪化の一途を辿るばかり。遂にイジメを知った家族の勧めで春花が不登校を行ったある日、イジメっ子達が彼女の家に乗り込み両親と妹に危害を加え、家に火を放つという事件が起こる。春花の妹・祥子は大火傷を負いながらも助かったが、両親は命を落としてしまった。やがて事件の真相が露見することを恐れたイジメっ子達は春花に自殺するよう強要。だが、それがきっかけとなって春花は事件の真相を知り、家族を奪ったイジメっ子達に己の命を賭けた凄惨な復讐を開始する。

軽い気持ちで読むと後悔する、

ここまで凄惨で救いのない話ある?ってレベルの読むと気分の落ち込む作品。

苦手な人にはおすすめできない。(おすすめ漫画紹介と言いながらアレですが)

読後感はただひたすら重いです。普通の人間が殺し合ってるから、生々しくて鬱屈。

でも、たまにそんな気分になりたいときもありません?

…え、無い?

 

外天楼 / 石黒正数(全1巻)

外天楼と呼ばれる建物にまつわるヘンな人々。エロ本を探す少年がいて、宇宙刑事がいて、ロボットがいて、殺人事件が起こって……? 謎を秘めた姉弟を追い、刑事・桜庭冴子は自分勝手な捜査を開始する。“迷”推理が解き明かすのは、外天楼に隠された驚愕の真実……!? 奇妙にねじれて、愉快に切ない――石黒正数が描く不思議系ミステリ!!

完成度がものすごいミステリー漫画。

一見、関連性のないしょーもない話かと思いきや、ラストへ向かうにつれて全てそれが伏線だったと分かる構成。

石黒作品と言えば「それでも町は廻っている」みたいなちょっと不思議なSF要素のある日常モノのイメージだけれど、この外天楼をそのイベージで読むといい意味で裏切られます。まさに傑作。何度も読み返したくなるし、その度に発見がある漫画。とにかくおすすめです。

 

薄命少女 / あらい・まりこ(全1巻)

余命1年を宣告された1人の少女とその父の、悲しくも愉快な日々を描く、生と死と笑いの物語。少しずつ確実に死へと向かいながらも笑顔で生きようする少女の1年間。コミカルな笑いと心に突き刺さるドラマの融合した不思議な4コマ漫画です。

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娘の余命宣告を受けた父親と、それを知ってしまった女子高生。

残された1年の軌跡を4コマ漫画で描いた作品なんだけど、生と死っていうテーマを扱ってるのにどこかギャグっぽい雰囲気の不思議な作品。

娘の手術費を稼ぐため、隠れて副業に勤しむ父親と、それに気が付いているのに知らないふりをして父を支える娘の姿には泣けました。

是非、ネタバレなしで読んでほしい作品。

 

4~5巻完結

あずまんが大王 / あずまきよひこ(全4巻)

元祖、日常系萌え4コマ。ゆるくてシュール。

アニメにもなってるし、今更説明するのもアレですが、やっぱり外せない。

現在連載中の「よつばと!」も最高です。10巻以上になっちゃったのでアレですけど。

更に余談ですが、ダンボーの一人歩き感凄すぎ。

よつばと!の連載が進まないのはダンボーがお金を生むシステムのせいなんじゃ?と邪推してしまう…

 

坂本ですが? / 佐野菜見(全4巻)

県立学文高校の1年2組、そこには入学早々学校中の注目を集める男がいた。彼の名は坂本。注目を集める要因は彼のその行動の美しさにあった。挙動は全てがスタイリッシュ&クーレストであり、何より彼の行動1つ1つには人を惹きつける「何か」があった。そんな完全無欠の学園生活を送る坂本を中心とする人情ギャグ漫画である。

1巻におけるインパクト凄すぎの、発想の勝利感ハンパない作品。最近完結しました。

いつかするんだろうなぁ…と思ってたら、今年の4月からアニメ放送するそうです。

いけすかねぇヤツだ、と自分の机を隠された時の反応がコレ。

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これ見てピンと来たら読むことをオススメします。

 

プラネテス / 幸村誠(全4巻)

時代は2070年代(2075年以降)。人類は宇宙開発を進め、月面でのヘリウム3の採掘など、資源開発が商業規模で行われている。火星には実験居住施設もあり、木星・土星への有人探査計画も進んでいる。毎日、地上と宇宙とを結ぶ高々度旅客機は軌道上と宇宙とを往復し、宇宙ステーションや月面には多くの人たちが生活し、様々な仕事をしている。しかし、長い宇宙開発の歴史の影で生まれたスペースデブリ(宇宙空間のゴミ。廃棄された人工衛星や、ロケットの残骸など)は軌道上にあふれ、実際にたびたび旅客機と衝突事故を起こすなど、社会問題となっていた。

また、地上の貧困・紛争問題は未解決のままで、宇宙開発の恩恵は、先進各国の独占状態にある。このため貧困による僻みや思想的な理由付けによるテロの問題も、また未解決である。

主人公のハチマキは宇宙で働くサラリーマン。主な仕事は宇宙のゴミ「デブリ」の回収作業。いつか自分個人の宇宙船を所有することを夢みている。ゴミ拾いは大事な仕事だと自分を納得させつつ、当初の夢と現実の狭間でこのまま現実を受け入れるか、それとも夢を追い求めるか思い悩む。

近未来の宇宙モノ。SFでしょ?とくくれない、現実に起きているスペースデブリ(宇宙ゴミ)問題や、貧困格差、テロなんかを織り交ぜた哲学的な作品。

宇宙ってなんだろう、人間ってなんだろう、みたいな壮大なテーマが、たった4巻の中に詰まっている凄い作品。

 

デビルマン / 永井豪(全5巻)

不動明は、居候先の牧村家の娘、美樹と仲良く学校に通う大人しい少年であったが、ある日親友の飛鳥了から、地球の先住人類「デーモン(悪魔)」が復活し、 地球を人類から奪い返そうとしていることを知らされる。デーモンを研究していた了の父は、デーモンに合体されたため、心を支配される前に自殺したのだ。了 は明に、デーモンの超能力を取り入れて戦わなくては人類に勝ち目はないと、デーモンと合体する話を持ちかけてくる。人間の正義の心がまさればデーモンに心 を支配されることはないというのだ。合体能力を持つデーモンだが、人間と合体するには人間が理性を捨て去ったときという難しい条件があった。しかし、明は 悪魔の力と人間の心を持つデビルマンとなることに成功する。

今見ると絵柄もキャラクターも古いなぁ…って感覚は拭えませんが、

そこを補ってありあまる人間の「狂気」の描写が凄まじい漫画。

主人公・不動明がデビルマンとなり、人類を守るためデーモンたちと戦う、ここだけ切り取れば普通のヒーローものなんだけれど

物語の後半、人間がデーモンに成りすましていると扇動され、疑心暗鬼にとらわれた人類が「悪魔狩り」と称して暴徒と化し、人類を守っていた明の親しい人達を惨殺、明は人類に絶望する…なんてシーンは重すぎる。その後の作品に多大な影響を与えた、ってのはマジだと実感しました。古い漫画だから…って先入観は捨てて読むことをおすすめします。

実写映画?あれは一周回って逆に面白いよね

 

空が灰色だから / 阿部共実(全5巻)

ネットで話題になった作品。

可愛らしい絵柄と裏腹に、苦虫を噛み潰したような気持ち悪さの残るエピソードがあくつもあるオムニバス作品。

基本的にモヤっとするような、考えされられるような、そんな話ばっかりの中に、ちょくちょくいい話が混ざってるのが絶妙なんですよ。クセになる。

 

6~10巻完結

聲の形 / 大今良時(全7巻)

聴覚の障害によっていじめ(嫌がらせ)を受けるようになった少女・硝子と、彼女のいじめの中心人物となったのが原因で周囲に切り捨てられ孤独になっていく少年・将也の2人の触れ合いを中心に展開し、人間の持つ孤独や絶望、純愛などが描かれる。物語は2人が小学校時代における出会いの回想から始まる事になる。

『このマンガがすごい!2015』オトコ編 第1位。これも有名な作品ですが一応。

読み切りが掲載された時から話題だった、聴覚障害者に対するいじめをテーマにした作品。1巻の感じがとにかく胃にくる。

いじめた側がいじめられるような図式だったり、陰湿な人間関係だったり、読むと考えさせられることばかりの作品。なんとなく、余韻を残すような表現が絶妙。

心理描写が上手い漫画家だなぁと思います。中盤からはラブコメ要素でニヤニヤできるのも◎

 

AKIRA / 大友克洋(全6巻)

1988年7月、関東地区に新型爆弾が使用され、第三次世界大戦が勃発した。 そして31年—東京湾上に構築されたメガロポリス=ネオ東京は、翌年にオリンピック開催を控え、かつての繁栄を取り戻しつつあった。

「2020年の東京オリンピックを予言していた」なんて事で最近また話題になった伝説の漫画。

僕の稚拙なレビューで魅力を語るには力不足感があるので割愛しますが、この世界観、設定、画力が30年前に制作されたって事実に、ただただ圧倒される作品。

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書き込みの量がハンパない。

 

読んだことの無い人でも、「金田のバイク」を知ってる人は多いんじゃないでしょうか。

映画も凄くいいんだよなぁ…

「ピーキー過ぎてお前にゃ無理だよ」

 

 「金田ァ!」 

「さんをつけろよデコ助野郎ォ」

 この辺りのセリフはあまりにも有名だけど、実は映画にしか出てこないシーンだったりします。

 

うさぎドロップ / 宇仁田ゆみ(全9巻)

 

祖父の訃報で訪れた祖父の家で、30歳の独身男、河地大吉(ダイキチ)は一人の少女と出会う。
その少女、鹿賀りんは祖父の隠し子であった。望まれぬ子であったりんを施設に入れようと言う親族の意見に反発したダイキチは、りんを自分が引き取り育てると言った。こうして、不器用な男としっかり者の少女との共同生活が始まる。

アニメ、実写映画とメディアミックスもされてるのでこれまた有名ですが…

結末は賛否両論あるみたいですが、僕は賛です。

とにかくほっこりとした気持ちになれる作品。

 

もっけ / 熊倉隆敏(全9巻)

勿怪が見える姉・静流(しずる)と、勿怪に憑かれやすい妹・瑞生(みずき)。姉妹2人は、特異な体質から勿怪とともに呼び寄せてしまう様々な事件を、拝み屋を副業にしている祖父の助力と助言で乗り越えながら、少しずつ成長していく。

本格妖怪漫画。

アニメ化もされたけど、なんとも地味な作品。好きだけど。

妖怪や民俗学なんかが好きな人なら絶対に読んでほしい作品。

少しずつ成長していく姉妹の姿がいいんだよなぁ…

 

昭和不老不死伝説(近未来不老不死伝説)バンパイア / 徳弘正也(各5巻、全10巻)

バンパイアであるマリアは不老不死に取り付かれた人間達との戦いをその長い人生において幾度となく繰り返してきた。そして2004年、再び不老不死に取り付かれた人間との戦いが近い事を感知したマリアは超能力を持った高校生本田昇平を見つけ出し、彼の能力を強化し始める。十文字家の刺客がマリアに襲いかかる中、十文字家の中にいながら、マリアを神と崇めるマリア会を設立した十文字篤彦も本格的に動きはじめ、様々な思惑が交差することとなる。

「ジャングルの王者ターちゃん♡」が有名な徳弘正也の作品。

途中でタイトルが変わりますが、「昭和不老不死伝説」と「近未来不老不死伝説」の両方で1つの作品です。

エロとバイオレンスとちょっと下品なギャグというスタイルなんだけど、それで描かれてる世界観はドキツいディストピアものっていうバランス感が凄い漫画。

ちょっと左寄りな思想を感じさせるから人を選ぶかも。僕は好きです。

本当は「狂四郎2030」をおすすめしたいんだけれど、今回の10巻以内って趣旨からは外れちゃうのでこちらをおすすめします。

 

寄生獣 / 岩明均(新装版全10巻)

ある日突然、空から人知れず多数の正体不明の生物が飛来する。その生物は鼻腔や耳介から人間の頭に侵入し、脳を含めた頭部全体と置き換わる形で寄生して全身を支配し、超人的な戦闘能力で他の人間を捕食するという性質を持っていた。寄生後の頭部はもはや人間の物ではないが、自在に変形して人間そっくりに擬態する。彼ら「パラサイト(寄生生物)」は高い学習能力で急速に知識や言葉を獲得し、人間社会に紛れ込んでいった。

その日まで平凡な高校生であった泉新一は、1匹のパラサイトに襲撃されるが、間一髪で脳の乗っ取りだけは免れる。パラサイトは新一の右腕に寄生して同化し、右手にちなんで「ミギー」を名乗るようになり、新一とミギーの共生生活が始まる。

右手を化け物に寄生された少年の成長と葛藤、人間とは?を考えさせられる作品。

これも説明不要なレベルで有名ですね。最近アニメ化もされたけど、やっぱり原作が至高。読んだこと無い人は是非。

 

美鳥の日々 / 井上和郎(全8巻)

喧嘩に明け暮れる荒んだ日々を送る高校生の沢村正治は、その強さと凶暴さから「悪魔の右手」を持つ「狂犬」とあだ名され、周りから恐れられていた。彼自身は彼女がいるバラ色の高校生活を送ることを夢見ているのだが、その悪評ゆえに女性は皆恐れをなして逃げてしまうため、まともに女性と話すこともできず悶々とした日々を送っていた。
そんなある日正治の右手が突然女の子に変わってしまう。その彼女は春日野美鳥という正治に片思いをしていた女の子だった。内気な彼女は正治と付き合いたいという思いを長い間遂げられないまま過ごしており、そんな自分から逃げるように魂だけ正治の右手に乗り移ってきたのである。

こっちは右手が女の子になる作品。

出落ち感が凄いけど、ドタバタ系のギャグとシリアス展開のバランスが上手いラブコメ。

サクっと読めるし、終盤の展開にはちょっと感動させられる良作です。

 

風の谷のナウシカ / 宮崎駿(全7巻)

 

これまた説明不要。

映画になっているのは原作2巻までで、漫画では更に掘り下げられた世界観に圧倒される作品。未読なのは勿体ない!

 

BLAME! / 弐瓶勉(全10巻)

極限まで発達したインターネット世界。かつての理想郷は危険な世界へと変容してしまっていた。探索者・霧亥(キリイ)は「統治局」への再アクセスを可能にするために、何千フロアも超構造体を放浪し、「感染前」の「ネット端末遺伝子」を求める

「シドニアの騎士」で一気に名の轟いた弐瓶勉の超硬派SF作品。

圧倒的なSF世界なのに、説明やセリフも少なく、全体的に静寂感漂う雰囲気が最高。

主人公の持つ銃「重力子放射線射出装置」とかカッコよすぎだし。

スケール感も普通じゃなくて、作中経過時間は数百年規模。作者の頭の中どうなってんの、マジで。

アニメ「シドニアの騎士」の2期8話で、劇中劇としてアニメになったBLAME!が見られて、最高!なんて思ってたら、劇場アニメ化が決定したらしい。楽しみすぎる。

 

蟲師 / 漆原友紀(全10巻)

これまた雰囲気と世界観が素晴らしい。

精霊とか怪異とか民俗学的な要素を静かに楽しめる作品。

基本的に1話完結型で読みやすいのも◎

アニメも超おすすめ。

 

連載中作品

恋は雨上がりのように / 眉月じゅん(2016.03.24既刊4巻~)

感情表現が不器用で一見クールな17歳の女子高生・橘あきら。彼女はアルバイト先のファミレス店長・45歳の近藤正己に密かに想いを寄せている。自他共に認める “冴えない男” の近藤だが、あきらはそんな彼の魅力を「自分だけのもの」として、胸に秘めた恋心を募らせていた。そんなある日、アルバイト中に起こったとある出来事をきっかけに、あきらの秘めたる恋心は大きく動き出してゆく。

2015年度コミックナタリー大賞・第2位。

なんというか、久々に沁みる恋愛漫画を読んだな~と感じさせてくれる作品。

ヒロインの一生懸命さと言うか、可愛さはもちろんだけれど、夏を感じさせる雰囲気、空気感が凄く刺さってくる。読んでいて幸せな気分になる漫画。

 

ダンジョン飯 /九井諒子(2016.03.24既刊2巻~)

コテコテのRPG風世界で、「モンスターを料理して食べながら進む」という着眼点の素晴らしい作品。

架空の料理と言うと、ジャンプの「トリコ」があるけれど、「ダンジョン飯」では「気持ち悪いまずそうなモンスターをどうやって食べるか」みたいな。

ファンタジーなのに生活感が凄く感じられるっていう不思議な魅力がある。ありえないのに、つい納得させられるというか。

そして、マルシルがかわいい。

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最後に

結局、超有名どころしか読んでないことに気が付きました。

やっぱこういう記事書くのって大変だわ…

ランキングで100作品以上やってる人とか超リスペクト。

 

冒頭にもあるとおり、

「これ面白いよ」とか「これ知らないの?」なんて作品があれば是非教えて頂きたいです。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

こんな記事も書いてますんで、よろしければどうぞ。↓

 

www.birumendesu.com

 

おわり