【巨人】2戦目高木勇、3戦目田口に変更 燕3タテローテで開幕ダッシュだ!
由伸巨人がヤクルトとの開幕カードでスタートダッシュローテを組むことが23日、分かった。25日の開幕戦の菅野に続いて、田口、高木勇の順に投入する予定だったが、2人の順番を入れ替えた。2戦目に高木勇、3戦目に田口を起用する。田口は休前日で救援陣がフル回転できる日曜日に回り、投手陣総動員で「3タテ」を目指していく。
昨年、苦杯をなめさせられたヤクルトにフレッシュな先発陣でやり返す。開幕ダッシュを目指す由伸巨人が、攻撃的なローテを組んだ。菅野に続き、2戦目に高木勇の起用が決まった。3戦目は成長著しい田口。左右のジグザグを重視して田口、高木勇とするプランもあったが、首脳陣が直前まで慎重に検討。右を続ける決断に至った裏には、高木勇への大きな期待があった。
1年目の昨年は1年間先発ローテを守って9勝。今年はマイコラス、杉内、大竹寛が故障で離脱する中、由伸監督が「1年間、ローテーションで投げてもらいたい」と菅野、ポレダとともに「先発3本柱」の構想に入れている。昨年のヤクルト戦も3勝1敗、防御率1・97と好相性。菅野と一緒に引っ張って欲しい、とのメッセージを込めて2戦目に抜てきし、チームに勢いをつける役割を託した。
高木勇も自覚は十分だ。オープン戦は3登板で防御率1・93と好調を維持。この日は東京Dでダッシュなどで調整し「去年は1年間やらせてもらった。今年はやらせてもらうのではなく、やれるようにしたい」と決意を示した。
右の2枚看板で弾みをつけ、3戦目は田口で3連勝を狙う。20歳左腕はオープン戦4登板で防御率0・87。初の開幕ローテ入りとなるが、翌月曜日の休養日を考えればブルペン陣の総動員も可能な日曜日の先発で、序盤から飛ばして力を発揮できそうだ。この日は高木勇と同じメニューを消化。「若さを出してチームの役に立ちたい」と言い切った。
先発6番手候補だった内海が不振で開幕2軍となった。現状、29日からのDeNA戦3連戦(横浜)はポレダ、桜井まで確定。31日は菅野の中5日か今村で構え、開幕戦後の菅野の状態を見て最終判断する。いずれにしろ先発陣は全員20代で、日本人最年長が26歳の菅野と高木勇。若さあふれる「一新ローテ」で、ロケットスタートを決める。