150キロ右腕・高田が1失点完投 創志学園、逆転で甲子園初勝利
2016年3月24日12時47分 スポーツ報知
◆第88回センバツ高校野球大会第5日 1回戦 創志学園5―1東海大甲府(24日・甲子園)
創志学園が「機動力」を発揮し、甲子園初勝利をつかみ取った。
最速150キロのプロ注目右腕・高田萌生(3年)が2回に東海大甲府に先取点を許し、1点を追いかける展開。しかし、打線は昨年夏の甲子園を経験している東海大甲府・松葉行人投手(3年)に4回まで6三振を奪われるなど封じ込められ苦戦を強いられた。
このままでは終われない創志学園は5回、ダブルスチールなど持ち前の機動力を生かし4安打で一挙4点を奪い逆転、松葉をマウンドから引きずり下ろした。
創志学園・高田は、9回に場内表示で最速146キロをマークするなど、尻上がりに調子を上げ、最後は9回1死一、二塁から三ゴロで、この日4個目の併殺。6安打1失点6奪三振、104球で完投した。
東海大甲府は、高田の前に3回以降は散発4安打で大きなチャンスを作れず、26年ぶりの春勝利を逃した。東海大甲府の敗戦により、今センバツ出場の関東勢は6校中5校が姿を消した。