お笑いコンビ「ブルーリバー」青木淳也、急性大動脈解離で18時間緊急手術

2016年3月24日6時0分  スポーツ報知
  • 急性大動脈解離で手術を受けた青木淳也(右)(左は相方の川原豪介)

 売り出し中のお笑いコンビ「ブルーリバー」の青木淳也(34)が「A型急性大動脈解離」のため緊急手術を受けたことが23日、所属事務所から発表された。

 22日に体調に異変を感じ自ら病院に行ったところ、危険な状態ですぐに手術が必要と診断された。同日午後7時に始まった手術は18時間にも及び、23日午後1時ごろに終了。手術自体は成功したが、まだ意識は戻っていないという。回復までには1か月以上かかる見込みだ。

 コンビを組む川原豪介(34)は「相方も今、必死で頑張っていると思いますので、皆さまからもパワーを送り、信じて待っていただけたらありがたいです」とコメント。「僕は相方が戻ってくるまで、1人でブルーリバーを頑張ります! 必ず元気になって、また皆さまの前で、ブルーリバーの漫才を必ずお見せしたいと思っております」と約束した。

 福岡出身の2人は高校の同級生。2004年にコンビを結成した。青木が身長186センチ、体重110キロ。川原が身長184センチ、体重110キロと、2人そろって巨漢。“博多直送のヘビー級漫才”で福岡では圧倒的な人気を集め、最近は拠点を東京に移していた。2月4日に開催された「ワタナベお笑いNO1決定戦」では参加233組の中から最終決戦に臨む4組に残るなど、今年の飛躍が期待されていた。

 この日夜に都内で行われた公演「とにかく明るい安村×ブルーリバートークライブ【とにブルvol.10】」には川原だけで出演。気丈にステージを務めた。今後も青木が全快するまでは一人での活動となる。

 ◆急性大動脈解離 心臓の大動脈壁の中に突然、血液が進入し、大動脈壁に亀裂が入った状態。大動脈壁は内膜・中膜・外膜の3層構造からなるが、内膜が何らかの原因で破たんし、血液が中膜を2つに裂きながら流れてしまう。亀裂の部位によって2つに分類され、上行大動脈(心臓近くの大動脈)から裂けるのがA型、下行大動脈(背中側の大動脈)から裂けるタイプがB型。解離は短時間で大動脈の広範囲に広がるため緊急性が高く、胸や背中に突然激しい痛みを感じるのが特徴。発症からの生存率は48時間で50%、1か月で5%。

 ◆青木 淳也(あおき・じゅんや)1982年1月6日、福岡県福岡市生まれ。34歳。04年に九州産業大を卒業しブルーリバーを本格始動。14年4月に上京。高校地理歴史教員免許を持ち、特技は日本史の授業。趣味はドライブと料理。身長186センチ、体重110キロ。血液型AB。

芸能事件簿
  • 楽天SocialNewsに投稿!
芸能
今日のスポーツ報知(東京版)