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UNDERGROUND FLAVOR

ちょっとだけアンダーグラウンドなフレイバーをお届け

家族が死にそうな友人にかける言葉

日常 日常-雑感 日常-家族

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1年ぶりくらいにとある用事で友人に連絡をした。

すると「親父が死にそうだ」と友人が言った。
 
俺もいい年だから人が死ぬって聞いたぐらいじゃ動揺しないけど、こういう時にかける言葉って難しいなって。
 
もちろん何か言って欲しくて俺に言ったわけじゃないのはわかってんだけど、連れなんだから何か声を掛けてあげたいじゃん?
 
まだ死ぬかわからない人間のことに対しては「きっと大丈夫」と声を掛けれる。そこを言い切ってしまう根拠はないけど信じる気持ちが詰まっている。
 
だから声を掛けた方も掛けられた方も少しだけ気持ちが強くなれるし、これが最善の方法だと思う。
 
でも大切な人がもうじき確実に死ぬとわかっている人にはどう声を掛けるのが正解なのだろうか。
 
そんな状況で「きっと大丈夫だよ」なんてバカがいう言葉だし、なんの慰めにもならない。
 
かと言って「まあ人はいつか死んじゃうからね」と誰でもわかってる事を悟ってるかのように言うのも安っぽくて吐き気がする。
 
結局その場は「そっか…俺らも年取ったって事だな」みたいな事を言ったんだけど、もっといい言葉があったのかなぁって。
 
それに電話を切る時の言葉も難しくて。
 
自分の場合、大切な友人を産んでくれた人が亡くなったらお通夜行って線香あげたいという気持ちが常にある。
 
だけどこの場合「お通夜行くからその時が来たら教えて」なんてあまりにも無神経過ぎるし、だからって何も言わなかったらその友人の性格からして、親父さんが亡くなったことを知るすべがない。
 
話しながらフルスピードで考えてたけど結局いい言葉は見つからなくて、きっと知らないうちに通夜も葬式も終わってしまう。
 
自分は幸いにも両親がまだ健在だから親が死んでしまう時の気持ちは正直わからない。
 
だから本当の意味でわかってあげられないから下手なこと言いたくないって気持ちがあるのも確かで。
 
上っ面のどっかで聞いたような慰めの言葉なんてクソだから。
 
大切なツレにクソ投げつけるようなことはしたくない。
 
 

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昨日は夕日が綺麗だった。

ちなみにこの写真は昨日の夕日と関係ない。笑