先日、久しぶりに真面目な風邪をひいた。
貴方の風邪はどこから?
私は鼻から♡
みたいな感じで、まず鼻の奥が痛くなった。というより、激痛と言ってもいいレベルだった。何と言っても寝ていられずに起きてしまうくらい痛かったのだ。
夜中に鼻が超痛くて目が覚める。風邪かな…
— ゆきぼう (@dosei2010) March 12, 2016
最近体調がずっと思わしくないので、抵抗力はかなり弱っていると感じていた。だからこそ、ここに風邪だのインフルエンザだのかかってしまわないように気をつけていた。
昨年は、子供が出来たことが一番大きかったんだが、人生で25年ぶりくらいにインフルエンザの予防接種をした。ゆきぼうは注射が嫌いである。だが、背に腹は代えられない。子供にうつすのも問題だが、うつるのも問題だ。なので、万全を期して予防接種を敢行することにした。
ちなみに、注射が嫌いなのは痛いからである。だが、今の注射は針が進化したのかなんなのかびっくりするほど痛くなかった。というわけで、来年も喜び勇んで注射しに行こうと思っている。ゆきぼうは単純である。
風邪に関しても、ちょっと異変を感じたらビタミンCを取ったり、だるさを感じたら熱をはかって経過観察したりと、危機管理を怠らなかった。ただ、娘が保育園から色々ともらってくるのは防ぎきれないので、その時は自分がマスクをするなどして対策を講じていた。
だが、今回の風邪包囲網はなかなか手ごわかった。
まず、妻が珍しく風邪をひいた。その後、娘もひいた。どちらも咳が激しいタイプの風邪だった。その後、治ったと思った娘が再び風邪をひいた。今度は熱が出るタイプだ。そしてそれが妻にうつった。珍しく妻も熱を出した。そんなこんなしているうちに、自分も風邪をひいたというわけだ。
だが、自分のひいた風邪は妻と娘がひいたものとはタイプが違う気がする。両者とものどが痛いとは言っていたが、鼻が痛いとは言っていなかったからだ。感染経路が違うんだろう。
ひいてしまったものは仕方ないので、対策を講じることにした。ひいてしまったからには早期寛解が目標である。防衛ラインを少し下げ、戦力を集中して一気に決着をつけなければならない。持てる力を最大限に発揮して。
対策その1:葛根湯
とにかくなんでもいいから葛根湯である。風邪をひいたと思ったらもうすぐに葛根湯。なぜなら風邪の初期症状を治すのには葛根湯が一番手っ取り早いからである。寒気、だるさ、鼻のムズムズを感じた時点ですぐに飲む。風邪をひいてから48時間以内が望ましい。逆にそれを過ぎたり、発熱や喉の痛み、鼻水がドバドバ出てしまっていたらもう間に合わない。
ちなみに、葛根湯の様な漢方薬は一般的な薬と違って、食後ではなく食前・食間に飲む。これにはわありとちゃんとした定義があって、以下の様な感じになっている。
つまり、食前は「食事の30分位前」、食間は「食事の約2時間後」ということらしい。食前だからって食べる直前に飲むわけではないのだ。
葛根湯が食前・食間に飲むことになっているのは、胃の中をなるべく空っぽにしておいて、葛根湯をしっかり吸収させるためだ。なので、飲む時間はなるべくというかできるかぎり守ろう。
対策その2:はちみつ
今回の風邪は鼻の奥が痛くなった。 そして、次の日になったら鼻の奥の粘膜がピロピロになって、なんだかとても不快になった。
なんか鼻の粘膜の奥がピロピロになってぶら下がってる。こんなの初めて。
— ゆきぼう (@dosei2010) March 13, 2016
ピロピロやだな〜…
— ゆきぼう (@dosei2010) March 13, 2016
説明のしようがないが、とにかくピロピロだったのだ。このピロピロが恐ろしく不快で、さらにそれから数時間も経つと喉が痛くなってきた。もう葛根湯では防ぎきれないと判断して、次の手段を講じることにした。それがはちみつである。
きっかけは妻が「喉の痛みにははちみつが効くらしいよ」といったことだった。はちみつの中に含まれているグルコン酸という成分が殺菌作用を持つのだそうだ。
だが、自分も妻もそのはちみつをどういうふうに摂取してみればいいのかはわからなかった。なので、スプーン一杯にはちみつを垂らして、それをそのまま飲んでみた。一応喉の殺菌をしたかったので、胃カメラの時に飲む麻酔薬のトロッとしたゲル状のなにかみたいに、喉でちょっとはちみつをキープするような感じでやってみた。
その後、本当はどうやって飲むのか調べてみたら、「はちみつをお湯に溶かしてうがいする」とか、「生姜とレモンのはちみつ漬け」を食べるとかぜんぜん違うことが書いてあってガッカリした。
だが、実はただ飲むだけでもかなり効果はあった。喉がガラガラで声がまるで出なかったのが、声が普通に出るようになったのだ。正直かなり眉唾だったので、この結果には驚いた。ここまで劇的に効いてしまうと、思わず金の分銅とか謎の壺とかを買ってしまいたくなる気持ちもわからんではない。
綿棒で喉の痛いところにはちみつを塗るのも効果があるらしいのだが、それはいくらなんでも敷居が高すぎる。オエってなる可能性が高いし、一人でやるのはかなり難易度高いのでオススメはしない。飲むだけなら簡単だし、そっちでいいと思う。
対策その3:マスクをして寝る。
タイトルそのまま。マスクをして寝る。それだけ。
自分の場合は長時間マスクをしていると耳が痛くなるので、なるべく幅広の紐がついたマスクを着用することにしている。とはいえ、超立体マスクとかだと高いので、フィッティの「7DaysマスクEX」を使っている。これは一晩中付けていても痛くならない。
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ただ、人によっては幅広の方が痛くなるという人もいる。たとえばウチの母がそうだ。なので、マスクは自分にあったものを選ぼう。
マスクをして寝ると喉が乾燥するのを和らげてくれる。これだけでも随分違う。すくなくとも夜中に喉が痛くて起きるような羽目にはならない。サイトによっては保温・保湿効果があって美肌効果もあるとかかいてあるが、特に実感はない。
とにかく、喉が痛い時はマスクをして寝る。かなり効果がある。
と、運悪く風邪をひいてしまった時の対策をズラズラ書き連ねてきたが、あまり粘りすぎるのもアレなんで、駄目だと思ったらその時点で医者に行くのが一番いい。なんだかんだで医者の薬が一番効くし、安い。
今回は上記の対策を講じることで酷くならないで済んだので、医者には行っていないが、2、3日しても効果が無かったり、なにより熱が出ていたりしたら、医者に行くのをオススメする。
餅は餅屋って本当だからね。