ゼロ金利の日本国債、韓国の大口投資家に人気

 表面利率ゼロの日本国債が韓国の大口投資家の間で人気を集めている。金融投資業界によると、韓国投資証券はこのほど、日本の財務省が発行した3カ月物短期国債の販売仲介を開始した。最低投資額が個人の場合1億ウォンにもかかわらず、1週間余りで100億ウォ相当が売れたという。

 同国債は表面金利がゼロなので、債券利息は全く受け取れないが、為替ヘッジのために満期時に一定レートで売却する先物契約を結べば、日本に比べ高金利の韓国の投資家はウォンを買い戻す際に金利差分の補償を受けるため、年1,6-1.7%の収益が得られる。収益は小さいようにも思えるが、為替差益は課税されないため、税金に敏感な大口投資家が関心を寄せた格好だ。

アン・ジュンヒョン記者
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