子どもの虫歯の割合は?
ご飯を落ち着いて食べられない子、お布団で静かに寝られない子、お風呂に入るのを嫌がる子、そして、歯磨きをなかなかしない子。
「うげぇ……全部当てはまる……。」
大丈夫、大丈夫。みんなそうですから。
1回や2回は素直にやっても、あとはどんな子でも嫌がったり、ダラダラするもんですよ。それもまた成長(と自分に言い聞かせる)。
とはいえ、「歯磨きだけはしっかりやって欲しい。」もしくは「暴れずに磨かせて欲しい。」と思いますよね。
だって、虫歯になると絶対に後悔しますもん。
あまりにも娘が嫌がるので、
「今日は良いかなぁ。」「もう寝落ちしてるし可哀想だなぁ。」「1日ぐらい磨かなくても大丈夫でしょ。」
なんて考えて、わたしもサボってしまうことがあります。が!!
子どもの虫歯の割合を調べていてびっくりしました。下のグラフは2015年の5歳から17歳までの子どもの虫歯持ちの割合です。
5歳で3人に1人以上が虫歯持ちじゃん……。やっべー。
しかも、早い子は5歳で乳歯が抜けて永久歯が生え始めるんだよな……。小学校にあがる前に虫歯は可哀想。
というわけで、歯磨きだけはきっちりしなければいけませんし、子どもが自分で磨いてもママやパパがチェックしなければいけません。
せめて、歯磨きをもう少し嫌がらなければ……。
なぜ子どもたちは歯磨きを嫌がるのでしょうか。その理由を知っておきましょう。
子どもが歯磨きを嫌がる理由とは
子どもが歯磨きを嫌がる理由は大きく分けて2つあります。
1つは赤ちゃんのころからの積み重ねで嫌になってしまう理由、もう1つは突然嫌になってしまう理由です。
歯磨きを嫌がる理由1.ママの歯磨きが痛かったから
歯磨きは赤ちゃんの乳歯が生え始めたころからスタートしますが、おっぱいのころは水分を含んだガーゼでキュキュっと磨くだけでOKです。
ところが、離乳食を食べるようになると、食べかすが残るようになります。そこで、歯ブラシが登場します。
最初の頃はママも気合が入っているため、ついつい力を入れてゴシゴシゴシ……。それが痛いと歯磨きが嫌になってしまいます。
歯磨きを嫌がる理由2.むりやり口を開けられたから
可愛い我が子を虫歯にはさせたくない!そんな気持ちから、ママは決まった時間に歯磨きを強制します。
膝の上に頭を乗せて、「はい、お口あーんして。……あーんして。あーんしなさい!(口開けろー!)」毎日これが続けば、嫌にもなるでしょう。
歯磨きを嫌がる理由3.歯磨きが楽しくないから
子どもは楽しいから行動し、楽しくないから行動しないという生き物です。
小さなころはなぜ歯磨きが必要なのかなんて考えませんし、「虫歯になるよ!」と脅しても、バイキンが見えるわけではないので効果はありません。
歯を磨くよりもテレビを見たい、歯を磨くよりも遊びたい、歯を磨くよりも早く寝たいの方が優先です。
歯磨きを嫌がる理由4.イヤイヤ期がやってくるから
これは理由を言う必要もないですね。2歳ごろから魔のイヤイヤ期がやってきます。
機嫌が良さそうな時に「歯磨きしよっ!」と言うしかないですね。いや、機嫌が良くても急に火がつくからな……。
歯磨きを嫌がる子どもの対処法
「◯◯を嫌がる子ども」これは子育て全般に当てはまりますが、特に歯磨きに手こずるママは多いでしょう。
ママもパパも根気強く、時にはおだて、時には強引にやらなければ、子どもが虫歯で泣くことになります。
子どもの歯磨き対処法1.歯磨きは嫌なことだと理解する
素直に膝の上に頭を乗せて「あーん(今日は大人しくて良かった……)。」となることもありますが、子どもにとって基本的に「歯磨きは嫌なこと」だと認識しておきましょう。
ママ・パパがそう認識しておけば、どうやって子どもを騙して喜ばせて歯磨きをさせようかな、と考えるようになります。
子どもの歯磨き対処法2.歯磨きの歌や動画で盛り上げる
子どものテンションを上げるためには、歌や動画が手っ取り早いですね。家族が楽しく盛り上げれば歯磨きに嫌なイメージがつきにくくなります。
子どもの歯磨き対処法3.家族で褒めまくる
たとえ6歳でも、小学校低学年であっても家族でほめてあげると子どもは調子に乗ります。
良いんです。調子に乗れば色々やってくれるので。これはトイレトレーニングの時も話しましたね。
やっぱり家庭で、ママたちが、子どもを褒めて、喜ばせて、
「ママー!ちっこでたー ( ・´ー・`)ドヤー」
「ママー!ぱんつよごれてないー ( ・´ー・`)ドヤー」を多くしていくしかありません。子どもは、誰よりもママに褒めてもらうのが一番嬉しいんですから。
子どもの歯磨き対処法4.おもいっきり甘えさせる
まだ自分で歯磨きができない子やママの確認が必要な子は、ママの時間を使います。
でもママが忙しい時は、ついつい機械的に子どもの歯磨きをしてしまいますよね。
たとえ歯磨きでも親子のスキンシップを図る良い機会なので、膝の上に頭をのせるときにおもいっきり甘えさせると、歯磨きのイメージが悪いものにはなりません。
パパが歯磨きをすれば、パパと子どものコミュニケーションが取れますし、ママの手も空くので一石二鳥です。
子どもの歯磨き対処法5.家族でいっしょに歯磨き
ママもパパもまだ寝ないのはわかっています。それでも歯磨きは家族でいっしょにした方が楽しいですし、一体感が生まれます。
これは歯磨きだけじゃありません。子どもが嫌がりそうなことはなるべく家族一緒に。
イヤイヤ期の歯磨きはどうする?
さて……、これですよね。イヤイヤ期の歯磨き。
正直、イヤイヤ期の歯磨きは子どもの気分次第で全く言うことを聞いてくれなくなります。
対策としては、子どもの歯磨き対処法1から5までを複合して、なんとか乗り切るしかないと思います。
イヤイヤ期の歯磨き対策1.よくわからないけど許可する
「歯磨きするからこっちおいでー。」
「いや!」
「わかったよ、自分でやりたいんでしょ。今日は自分で歯磨きしても良いよ。」
というのは何回か成功した方法。許可することで自分で進んでやることもあります。
イヤイヤ期の歯磨き対策2.歯磨きしたら◯◯してあげる
「歯磨きするからこっちおいでー。」
「いや!」
「じゃあテレビ消すねー。歯磨きしたらつけてあげる。」
これはよくやりますが、代わりに◯◯してあげるというのは癖がつくので、大きなものはやめておきましょう。
例えば、◯◯買ってあげる、◯◯に連れてってあげるとかは無しですね。
イヤイヤ期の歯磨き対策3.力技で何とかする
「歯磨きするからこっちおいでー。」
「いや!」
「パパー、足押さえてー。」
だって、何しても何を言っても歯を磨かないんだもの。最後にはこうするしかないんです……。
歯磨きはイヤイヤ期を脱出するまでが勝負
子どもが歯磨きをするためにどんな方法をとったとしても、必ずやることが2つあります。
1.歯磨きの最中は、歯を磨く事の大切さを教える
2.歯磨き・仕上げが終わったら褒めてあげる
1歳でも5歳でも同じですね。ママが磨いても、自分で磨いても、この2つはきちんと行っています。
これは自分が機械的にならないように、また感情的にならないように癖をつけるためでもあります。
パパに足を押さえてもらい、ムリヤリ口を空けても歯磨きの大切さは教えます(必死に)。泣き叫ぶこともあるので聞いてませんが。
子どもを押さえるときはオラオラしてますが、心は泣いてるんだよ。ママも苦しいんだ。決して「ワガママが通ると思うなよー、ぐはははー。」なんて思ってません。わかっておくれ、娘よ。
ではー(´ε` )