H2Aによる火星探査機打ち上げ初受注…三菱重
2016年3月22日(火)22時57分配信 読売新聞
三菱重工業は22日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイが運用する火星探査機の打ち上げを受注したと発表した。
国産のH2Aロケットで、2020年、種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げる。H2Aを使った打ち上げを海外から受注するのは4件目で、国産ロケットの商業利用拡大に追い風となる。
H2Aはこれまでに30機中、29機が打ち上げに成功し、その成功率は96・7%と世界トップクラスだ。29機のうち、2機は韓国とカナダの人工衛星の打ち上げだった。17年度にもドバイの人工衛星を打ち上げる予定だが、海外の探査機を打ち上げるのは20年が初めてとなる。