2016年3月24日01時59分
東京電力は23日、福島第一原発のセシウム除去設備が入る高温焼却炉建屋内の配管で汚染水が漏れたと発表した。建屋の外には漏れていないという。漏れた水に含まれる放射性物質の濃度は、セシウムが1リットルあたり38万3千ベクレル、ベータ線を出す物質が同48万ベクレル。漏れた量は推定5・3トンで、ポンプで回収中という。
東電によると、建屋内で23日午前に作業員らが配管1本を切断する改造工事をした。その後、別の建屋の放射性物質除去設備を動かしたところ、配管の切断された部分から汚染水が床に漏れ出たという。東電が原因を調査中だが、配管の切断前には、作業員らが漏れないように弁を閉じたことを確認していたという。
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