情報システムのトピックス-PR-
クラウドの特性を生かすデータベース、AWS「Aurora」の活用が国内で始まる
米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が2015年10月に国内提供を始めた「クラウドネイティブ」のRDB(リレーショナルデータベース)サービス、「Amazon RDS for Aurora」(Aurora)の採用例が出てきた。ITベンチャーのSocketは2016年2月末、自社サービスのデータベースをAuroraに移行。企業向け翻訳サービスを提供する翻訳センターも自社システムで採用した。
AWS上でのシステム構築を手がけるウルシステムズも、「問い合わせ件数は2桁に上る」と話す。現在、「Oracle Database」からの移行を進行中だ。
Oracleからの移行事例も
Auroraは、オープンソースのRDBソフト「MySQL」との互換性を持たせつつ、性能や可用性などを高めたサービスだ。ストレージの容量を自動的に拡張する、複数のアベイラビリティゾーン(データセンター区画)に6個の複製を作りデータを保管するなど、クラウドの特性を生かす。
スマートフォンなど向け販促プラットフォーム「Flipdesk」を運営するSocketは、MySQLをAWS上で利用できる「Amazon RDS for MySQL」を使ってきた。だがユーザー数の急増に伴い、切り替えを検討。MySQLと互換性があるAuroraへの移行を決断した(図)。
同社が評価するのは、「リードレプリカ」と呼ばれるデータ読み出し専用インスタンスの処理性能だ。データベースの処理の大半はデータの読み出しが占めるため、Auroraはリードレプリカを最大で15台まで用意し、読み出しを高速化できる。
連載新着記事一覧へ >>
- インシデント対応の改善請け負います、シマンテックがコンサルティングサービス開始 (2016/03/23)
- 国立病院の医療データを活用できる?行政機関個人情報保護法改正案 (2016/03/22)
- 「パスワードの強制定期変更」は時代遅れ、企業に再考促す (2016/03/18)
- 世界最大のデータセンター事業者エクイニクス、「クラウドエクスチェンジ」を国内で本格展開へ (2016/03/17)
今週のトピックス-PR-
ITpro Special
What's New!
Pick Up!
- ITインフラのコスト削減方法に関する調査
- ポケットサイズの「企業の重要資産」とは?
- わずか1行のコードがITインフラを制御可?
- 調査結果が示す!モバイルワークのリスク
- FacebookやアリババがOSSを使う理由とは
- セキュリティ現場は皆がデータ流出経験者?
- コスト削減と資源管理が可能なクラウドとは
- 48時間で影響分析完了!? ERP移行の新常識は
- Ruby biz グランプリ2015
- ワークスタイル変革に関する調査
- ワークステーションと高性能PCに関する調査
- 戦略的な仮想化基盤とは?/三協立山事例
- OKIデータのビジネス複合機の魅力を解説
- コンパクトな複合機がビジネスを変える!
- クラウド型コンタクトセンター活用事例
- レノボとニュータニックス、成長市場で協業
- IoT活用を広げるインテルの「2つの取り組み」
- MS、サーバー診断サービスを無料で実施
- Windows10への引っ越しツール
- 京セラのアメーバ経営を支援するクラウド
- クラウドビジネスの立ち上げを支援します!
- ストレージは今、50年に一度の大変革期に
- “アイデアエコノミー”の時代がやってきた
- 池澤あやかがIBM Bluemix Watson APIを学ぶ