施設内の歩道橋で自身の影を撮影したSCP-411-JP。
アイテム番号:SCP-411-JP
オブジェクトクラス: Thaumiel
特別収容プロトコル: 以下の項目を守り、SCP-411-JPに我々の常識の範囲内で『自由』を与え、接することで安全に収容が可能。
厳禁事項
- 身体拘束
- 部屋での監禁
- SCP-411-JP、もしくはSCP-411-JPと親交関係ある者に対しての嫌がらせ
- SCP-411-JP、もしくはSCP-411-JPと親交関係ある者に対して敵意を向ける
- 武装した状態でSCP-411-JPに接触すること
- 顔を完全に覆った状態での接触
以上の何れかを行ってしまった場合、SCP-411-JPは対象に危害を加え、最悪惨殺してしまう恐れがあるので注意されたし。尚、この項目は人間だけではなく、他のSCPも対象となる。
厳守事項
- 『SCP-411-JPの要望する部屋と道具を与える』
- 『施設内で自由に行動させる』
- 『SCP-411-JPが何かこちらに利益を生じさせた場合、褒賞を与えること』等。
説明:
本名:███████ 年齢:██歳。(プライバシー保護のため抹消。)
SCP-411-JPの見た目はごく一般的な少年だが、幼少期に武装集団に拘束され、SCP-411-JPが生息していた████村を壊滅された事により、武装した人間に強い怨恨を持つようになる。
その武装集団はSCP-411-JPにより惨殺。
警察が身柄を拘束しようするも、その場にいた全員が惨殺された為、安全な範囲から説得をしたところ、すんなりと従った。
自身の立場を理解している為、こちらの規則にはある程度従う。
会話と自由を好み、好奇心旺盛。ビデオカメラをよく持ち歩く。
精神が不安定で、して欲しくないことをされると、加害者に強い殺害衝動が湧いてしまう。
身体能力や五感が非常に優れているため、殺害対象にされた場合の対抗は難しい。
SCP-411-JPは見たものに何かしらの『可能性』 を感じ取るとその可能性が何かを理解し、あやふやではあるが、それを伝えることが可能。
しかし、それと同時に極めて強い怨恨と精神力 があり、それ故か、身体に傷を負っても痛みを無視して行動 したり、精神的な干渉をものともせず行動 をすることが可能。
特別収容プロトコルを行えば協力的である為、精神に影響を与えるSCPを収容する為にSCP-411-JPを利用。
SCP-411-JPがこちらにとって都合の良くない行動をした場合、無理に拘束せず、具体的な説明と注意を行うこと。決して怒鳴ったり、敵意を向けてはいけない。
SCP-411-JPの異常について
- SCP-411-JPの殺害衝動は幼少期に起きてしまった事件がトラウマとなり引き起こされる、過剰自己防衛反応である。
- 身体能力や五感が優れているのは、一度命の危険に晒され、脳によるリミッターが外れたのが原因。
- 精神干渉が効かないのは元々意志が強く、惑わされ難い性格だった上にリミッターが外れ、それが増強されたことが原因だと思われる。(要検証)
- 可能性を見抜く能力については未だに不明である。元々備わっていた能力なのかもしれない。本人曰くかなりぼやけたものらしい。(要検証)
SCP-411-JPが撮影したSCP-411-JP自身の記録