堀川勝元
2016年3月23日16時06分
140字以内のツイッターには書き込めない146文字の商品名が売り――。そんなバウムクーヘンを三重大の学生と洋菓子店「ルフラン」(津市丸之内)が共同で開発した。22日に発売し、意外なネーミングで若者への浸透を狙う。
その商品名はこうだ。
国立大学法人三重大学大学院生物資源学研究科附属紀伊・黒潮生命地域フィールドサイエンスセンター附帯施設農場×仏蘭西菓子ルフラン×教養基盤科目キャリア教育領域『アントレプレナー論』及び教養統合科目地域理解・日本理解領域『日本理解特殊講義S』受講学生とのコラボレーションストロベリーバウムクーヒェン
文字制限を上回る商品名にしたことがツイッターで話題になればと期待し、農場、講義名などの正式名称をつなげた。ツイッターの文字制限は、今後1万字近くに広がる可能性が取りざたされているが、「1万字になる前に話題になってくれれば」と三重大生物資源学部4年の岡戸愛さん(22)。自身がデザインした萌(もえ)キャラ「こむぎちゃん」が、バウムクーヘンのパッケージに描かれている。
あまりにも長い商品名のため、簡略版の愛称を「つぶやけないバームクーヘン」とした洋菓子は、直径14センチのイチゴ味で、津市にある三重大の農場で栽培されたイチゴを加工したジャムを練り込んだ。起業について学ぶ「アントレプレナー論」を三重大で指導する非常勤講師の武田秀一さん(48)が呼びかけて2年前から開発に着手した。受講生の有志4人が商品コンセプトや味、価格などの意見を出した。
開発にも参加した岡戸さんは「『三重大のお土産はこれだよね』となればうれしい」。工学部2年の太田和滉さん(20)は「『こんな商品がある』とツイッターを通じて学外にも広がれば」と期待する。
税込み1500円(学内価格)。三重大生活協同組合とルフランで販売する。問い合わせは、同生協(059・231・1103)へ。(堀川勝元)
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