杉山匡史
2016年2月25日03時00分
総貯水容量が県内最大の多目的ダム「菅沢(すげさわ)ダム」(日南町)で24日、最上部の天端(てんば、高さ73・5メートル、長さ190メートル)の通行止めが7年余りぶりに解除された。放流設備の更新・改修工事が完了したためで、ダムを管理する国土交通省日野川河川事務所は記念カードの配布を始めた。
事務所によると、菅沢ダムは1968年完成で総貯水容量1980万立方メートル。放流設備の更新・改修工事は2008年秋に始まり、ダム湖から適度な水温の水を取水・放流したり、ふだん流す水量をきめ細かく調節したりするなどの設備を整えた。
今年1月、建設時からの天端の欄干「高欄」をコンクリート製から取り外しができる鋼製に、通路をアスファルトに改修する工事が終わった。すき間からダム湖や下流の眺めも楽しめるほか、重機の搬入作業など管理もしやすくなったという。総事業費約24億円。
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