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重要なのは努力か?結果か?

あれこれ

こんにちは、コピーライターで行政書士の中村です。

先日、鹿児島空港

小型機が着陸時に前のめりになって動けなくなる

というトラブルがありました。

問題の小型機の同型機↓https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d8/Cirrus_SR-22_AN2001185.jpgBy Renato Spilimbergo Carvalho [GFDL 1.2 (http://www.gnu.org/licenses/old-licenses/fdl-1.2.html) or GFDL 1.2 (http://www.gnu.org/licenses/old-licenses/fdl-1.2.html)], via Wikimedia Commons

幸いケガ人はなかったようですが、この事故の影響で滑走路が一時閉鎖され、計63便が欠航になったそうです。

三連休の最終日に、迷惑な話ですね。

実は…

この話には、続きがあります。

昨年4月の後半にも、やはり鹿児島空港

セスナ機が胴体着陸して動けなくなる

という事故がありました。

問題のセスナの同型機↓f:id:siosaioffice:20160323060640j:plain

この時もケガ人は出ませんでしたが、滑走路が一時閉鎖されて当日の計35便が欠航、翌日の午前中も少なくとも7便が欠航しました。

ゴールデンウィーク中に、大迷惑な話です。

ちなみに…昨年の事故と今年の事故、

パイロットは同一人物です。

事故の原因と本人の弁

昨年の事故は「車輪の出し忘れ」。まあ、ケアレスミスといえばそれまでですが…

いやいや、ウィンカーの出し忘れじゃないんだから。

飛行機という乗り物を扱うパイロットには、通常の人の何倍、何十倍もの注意力が必要なはず。ケアレスミスが許される世界とは思えません。

そして今回の事故。

きちんと整備された滑走路への着陸時に「前輪の軸が折れる」ということは、飛行機の整備不良か着陸がヘタクソかのどちらかでしょう。

どちらにしても、パイロットの責任は重大。

本人はどれだけ反省してるのかと思いきや…

後輪から着陸し、数百メートル進んだところで、前輪にガクンと衝撃があり、機体が前のめりになった。操縦ミスはなかった。

前回のトラブル後、同じようなことがないよう整備も訓練も見直し、通常以上に準備していた。

…へぇ。通常以上に準備していて、操縦ミスがなくてコレ?

なんだかいろんな意味でダメな方っぽいです。

少なくとも、ちっとも反省している様子はないですね。

このまま免許を与えておくと、来年もなにかやらかしてくれそう。

プロフィールは「鹿児島市の49歳の医師」とのことですが、この医者にだけは絶対かかりたくありません。

結論

ネタとしては面白いですが、実際に休日の空港を混乱させた責任は重大です。巻き込まれた何千人の方のことを考えると、ちょっと笑えませんね。

どんなに本人が「ミスはない」とか「通常以上に準備していた」と言い張っても、はっきり言って、

結果がすべてです。

本人の努力なんて知ったことじゃありません。

昔在籍していた職場でも(先日ネタにしたブラック企業とは別のところ)「結果が出なくても努力する姿勢が大事なんだ」という上司や同僚と仕事をしたことがありますが、生ぬるくてやってられませんでした。

あくまで個人的な意見ですが、

プロとして仕事をする以上「利益につながる結果」もしくは「お客さんを満足させる結果」が出せない限り、本人の「努力」なんてムダ。

そういうことは学生時代にやっといてください。

「結果は出せないけど一生懸命努力する人」より「たいして努力している様子もないけどキッチリ結果を出す人」の方が、ビジネスの世界では何十倍もエライです。

というかビジネスに限らず、いったん社会の中に出てしまったら、ほぼどんな分野でも評価されるのは「努力」より「結果」。そこをカン違いすると、このパイロットみたいになるわけですが。

…少々キツめの言い方をしましたが、私自身もつい「ムダな努力」をしてしまうことがあるので。自戒を込めて…(苦笑)

ではでは!