流山温泉駅でオーバーラン ドアも開けず次へ
JR北海道は22日、北海道七飯町の函館線流山温泉駅で、普通列車の運転士がオーバーランしたにもかかわらず、ドアを開けないま発車し、会社にも報告を怠っていたと発表した。乗客から本社へ苦情があり、社内調査で発覚した。
JR北によると、20日午前9時半ごろ、流山温泉駅で、大沼発森行き普通列車(1両編成)が停止位置から約8メートル行き過ぎて停車。乗客10人がいたが、男性運転士(28)はオーバーランしたことを車内放送で知らせず、ドアも開けないまま発車し、会社への報告もしなかった。結果的に乗降客はおらず、けが人もいなかった。同社の調べに、運転士は「ブレーキをかけるのが遅れた。動揺して報告できなかった」と話しているという。JR函館支社は「再発防止に向け指導を徹底する」とのコメントを出した。【遠藤修平】