2016年3月14日14時04分
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県内移設計画をめぐり、沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は14日午前、移設先とされる同県名護市辺野古の埋め立て承認取り消しの撤回を求めた石井啓一国土交通相からの7日付の是正指示を不服とし、国の第三者機関・国地方係争処理委員会に「違法な国の関与だ」として審査を申し出る文書を発送した。
今月4日に成立した、移設計画をめぐる訴訟についての国と県の和解を受けた手続きの一環。
翁長氏は昨年10月、前知事による埋め立て承認を取り消し、国と県が計三つの訴訟を提起し合う事態に発展した。今月4日、両者は埋め立て工事の中断や法的手続きのやり直しなどの条件で和解。国は地方自治法に基づいて是正を指示し、県は対抗措置として委員会に審査を申し出るとしていた。委員会は90日以内に審査結果を出す。
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朝日新聞官邸クラブ
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