2016年3月14日11時28分
那覇市内のホテルで抵抗できない状態の女性に性的暴行を加えたとして、米兵が準強姦(ごうかん)容疑で逮捕された事件で、沖縄県警に逮捕された米軍キャンプ・シュワブ所属の海軍兵ジャスティン・アレクサンダー・カステラノス容疑者(24)は事件当時、飲酒していた可能性があることが、捜査関係者への取材でわかった。事件を受け、沖縄県は米軍や防衛省などに抗議する。
県警によると、カステラノス容疑者は13日午前1時過ぎ~4時ごろ、那覇市内のビジネスホテルで、酒に酔って廊下で眠っていた40代の会社員女性を自分が宿泊していた部屋に連れ込み、性的暴行を加えた疑いがある。女性の知人から通報を受けた警察官が午前5時前にホテルに到着してカステラノス容疑者を見つけたが、この時、容疑者からは酒の臭いがしていたという。容疑者は逮捕時、「逮捕事実は間違っている」と容疑を否認したという。
事件を受けて、翁長雄志(おながたけし)知事は14日朝、記者団に「女性の人権を蹂躙(じゅうりん)する重大な犯罪であり、本県の基幹産業である観光産業にも影響を及ぼしかねない。厳重に抗議したい」と述べた。
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朝日新聞社会部
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