長崎被爆者も黙とう

爆心地公園で願う復興

2016/3/11 18:48

画像 長崎市の爆心地公園で、東日本大震災の犠牲者を悼み被災地の復興を願って黙とうする被爆者ら=11日午後2時46分 東日本大震災から5年となった11日、長崎市の爆心地公園では、被爆者や市民ら約10人が折り鶴を手にしながら、地震発生時刻の午後2時46分に合わせて黙とうした。犠牲者を悼むとともに、被災地の復興を願った。

 長崎原爆に遭った同市の竹下芙美さん(74)は黙とう前にあいさつし、東京電力福島第1原発事故の影響で、福島に戻れず避難生活を続ける人が今も多数いることに言及。「原発を造らせないため、自分たちが放射能の恐ろしさをもっと伝えるべきだった」と述べ、今後も被爆者運動に力を入れる決意を示した。