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2016年03月23日 09時21分 UPDATE

ANAシステム障害、サーバ4台全てダウン 同期機能に問題? (1/2)

22日に発生した、ANAの大規模なシステム障害。国内線システムのサーバ4台のうち1台が突然停止し、残る3台も次々に停止した。

[産経新聞]
産経新聞

 全日空の大規模なシステム障害のきっかけは「エイブル」と呼ばれる国内線システムのホストコンピューター内で発生した。同社によると、22日午前3時44分、航空券の予約や販売、搭乗をつかさどるサーバー4台のうち1台が突然停止。残る3台から切り離して改修作業を続けたが、8時15分にさらに2台、同22分には最後の1台も停止した。

画像 全日空の主なシステム障害

 その後の復旧作業では、2台目を起動すると、先に立ち上げた1台が停止するという事態が繰り返された。この時点でバックアップのシステムに切り替えることもできたが、全日空は離陸のピークとなる時間帯でのシステム完全停止を避け、空港の業務に絞って1台で対応する道を選んだ。

 午前11時半には搭乗、午後0時46分には予約、発券などの業務が再開。一方、国内線のインターネットや旅行会社経由の予約・販売システムは障害が長引いた。22日深夜から復旧作業を本格化し、23日朝には完全復旧する見通しだ。

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