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広島、長崎の被爆者ら伊方原発差し止め求め提訴 広島地裁
広島や長崎の被爆者ら67人が11日、四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の1~3号機の運転差し止めを求める訴えを広島地裁に起こした。うち3人は今春以降の再稼働が見込まれる3号機の差し止めの仮処分も申請。
原告は4都県の被爆者18人や、福島県から広島県に避難している男性1人を含む9都府県の男女で構成される。
弁護団によると、東京電力福島第1原発事故のような大規模事故が起これば、通常の運転でも瀬戸内海に放出される放射性物質がより広範囲に拡散。長期間にわたり健康や環境に悪影響が生じ、人格権が侵害されるなどと主張している。