2016年3月22日23時14分
厚生労働省は22日、ブラジルから帰国した神奈川県の女性がジカウイルス感染症(ジカ熱)と診断されたと発表した。ブラジルで感染したとみられるという。中南米で流行が始まった昨年以降、日本で患者が確認されたのは3人目。
厚労省は、女性が公表を望んでいないなどとして、年齢や妊娠の有無は明らかにしなかった。
厚労省によると、女性はブラジルに3週間ほど滞在し、今月上旬に帰国した。関節痛や発疹が出て、15日に医療機関を受診。疑い例として自治体に報告され、22日に国立感染症研究所の検査で感染が確認された。現在、症状は治まっているという。
厚労省は、現在はウイルスを媒介する蚊の活動期ではないため、国内で感染が広がる可能性は低いとしている。
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朝日新聞社会部
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