このエントリは、私ザ・ヴァーティゴが、RPGツクールMVを使って、実際にニンジャスレイヤーの原作エピソードである「ゼロ・トレラント・サンスイ」を完成させるまでの苦難の記録……の不定期連載第2回である。完成には期間を要するだろうが、とにかく何らか形にして、配布を行うところまでは持って行こうと考えている。
RPGツクールMVのアドバンスドな知識を身につける役には立たないエントリである。しかし、何も知らない状態からの制作記録をこうしてブログ上にアーカイブしていくことにより、もしかすると誰かの役には立てるかもしれない。
私と同じようにRPGを作ろうとしてスタート地点を決める方法がわからず立ち往生するニンジャ等が、道標のように参照することがあるかもしれない……そう考えて、アーカイブ化を決意した次第である。
自己紹介記事:
俺はエターナルニンジャチャンピオンだがゲームは完成させる、間違いない。そもそも論を言えば、俺はアジトに召喚され、住み込みでお粥を作ったり経口補水液を買いだしたりする係をしていたので、2月に制作が進んでいなかったこれは、あれだ、名誉の進捗停止だと考えていただきたい。
— The Vertigo (@the_v_njslyr) 2016年3月4日
前回のエントリはこちらから。
コラボキャラを導入しよう
「RPGツクールMV」にはニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨンのキャラを登場させることができる。リリース直後はまだだったが、既にダウンロードして使う事ができるようになっている。
とにかく、アップデート!その報せが俺を熱くさせた!さっそく俺は公式サイトに行き、アップデートファイルを見つけ出した。これを入手するのだろう。 pic.twitter.com/DnRC0QtyMw
— The Vertigo (@the_v_njslyr) 2016年3月4日
きた!1.1.0だ。これで良い筈だ。 pic.twitter.com/huaP8kD9PE
— The Vertigo (@the_v_njslyr) 2016年3月4日
これでバージョンアップが行われた。ただし、このバージョンにコラボキャラのデータが含まれているわけではない。コラボキャラのデータは、ここから別途ダウンロードして来る必要がある。
ほ、ほらな、おれの手にかかればこんなすぐだぜ?みんなスピードについてこいよ? pic.twitter.com/JLBPEzXUoG
— The Vertigo (@the_v_njslyr) 2016年3月4日
そして、ダウンロードしたファイルを、RPGツクールのフォルダに移す必要がある。これはスマートな方法があるかどうかわからなかったので、私はエクスプローラーを使って同名のフォルダにブチ込んだ。
ムッ!RPGMVフォルダを検索すると、同名の「faces」等のフォルダが出てきた。ここに入れればいいのだろう。自分のタイピング速度に恐怖すらおぼえたよ。 pic.twitter.com/ikN5B55NRf
— The Vertigo (@the_v_njslyr) 2016年3月4日
果たしてこのやり方で合っているのだろうか……? もし、よりシンプルなやり方があるようであれば、そっと教えていただきたい。
そしてキャラ作成でインポートを選ぶ……来た! pic.twitter.com/AhnQS5zrs8
— The Vertigo (@the_v_njslyr) 2016年3月4日
データベース→アクターで画像を見たら、確かにあった。このバンディットをミニットマンという事で使おう。(ニンジャスレイヤーは外見描写はミニマルなので、なんとなれば雑魚ニンジャすべてバンディットの絵で押し通しても一応問題ないシステムだ) pic.twitter.com/fiSNOnwS0I
— The Vertigo (@the_v_njslyr) 2016年3月4日
「ニンジャスレイヤー」のキャラクター外見描写は、一般的なニンジャの場合、「○○色のニンジャ装束」程度で済まされている事が多い。別にそれでもいいのだ。この概念を応用することで、バンディットの絵であろうと、気にせずそのままミニットマンとして使う事が可能になる。
アレッカワイイ pic.twitter.com/olMcZj6WH2
— The Vertigo (@the_v_njslyr) 2016年3月4日
戦闘用のちびキャラは非常にハイクオリティだ。しかも、シャウト有り、シャウト無しの別バージョンが用意されている。
しかし今回作るのはミニットマンなのでヤモトやナンシーの絵よりバンディットのほうがよいだろう。なお、イヤグワのカラテシャウト有りと無しの両バージョンから選ぶことができる。 pic.twitter.com/h6O21S6e7a
— The Vertigo (@the_v_njslyr) 2016年3月4日
会話イベントの設置
主人公キャラが設定できたので、いよいよゲーム部分に手を入れていきたい。今までは画面の直撮りだったが、ここからは多少丁寧に、ゲーム画面のスクリーンショットを使っていこう。
このように、会話イベントをテスト的に設置してみた。屋台で買い物をしたり、悪行を行うことが可能になった。 pic.twitter.com/6pInqA7tQw
— The Vertigo (@the_v_njslyr) 2016年3月21日
マップのタイルの配置は大変だが、好きな人は非常に好きな作業だろう。箱庭を作っていくような楽しみもあり、奥が深い。なお、 私は大変なので嫌いだ。
ネオサイタマの街並みなので、なるべく汚くケオスなようにしていく。RPGツクールMVには近未来都市のタイルセットがあるので、工夫次第でなかなか汚い街が作れる。配管パイプのタイルがあると更に良いが、とりあえず見つからなかったので、ありものを組み合わせていくわけだ。食べ物やパーツの屋台が非常に役に立つ。ネオン看板も数種類用意されているので活用していこう。
会話イベントの作成は非常に簡単だ。選択肢も好きなように作ることができる。主人公のミニットマンは邪悪なソウカイ・シンジケートのニンジャなので、市民を躊躇なく殺害する。ここで「殺害する」を選んだ場合、市民は「アバーッ!」と叫んで消滅する。
この手のイベントを作るときに頭にあったのはGTAやアサシンクリードのようなサンドボックス型のゲームだ。勿論、本気でサンドボックスをやると多分いつまでたっても制作が終わらないので、欲を出すわけにはいかない。「ゼロ・トレラント・サンスイ」はミニットマンがニンジャスレイヤーを追跡する話だ。追跡の過程で通過する街で寄り道ができるイメージだ。活動領域が限られているので、多少サンドボックス風味が出せるという算段である。
要るか要らないか、悪行を行うかはミニットマンであるプレイヤーのモラルに任されている pic.twitter.com/MrnJfn2tI7
— The Vertigo (@the_v_njslyr) 2016年3月21日
物品を脅して奪い取るなどして反感を買うと、「街の怒り」スイッチがONになる。 pic.twitter.com/7Lb5GgKIjs
— The Vertigo (@the_v_njslyr) 2016年3月21日
街の怒りがONになると、バウンサーが出現して隠密行動ができなくなるので注意が必要だ。 pic.twitter.com/qEp2R2hUES
— The Vertigo (@the_v_njslyr) 2016年3月21日
このTweetの後、「街の怒り」システムはスイッチではなく、変数による管理を採用した。悪業を行うと専用の「街の怒り」ゲージが増え、一定量になると様々な局面でデメリットが生じるというイメージだ。
さて、これで接触時にバウンサーと戦闘する処理を入れたいのだが、敵キャラのセットの変更の仕方がまだわかっていない。こうもりx2やスライム、オーク、ミノタウロスのどれかしか出せないのが現状である。 pic.twitter.com/h4zO5DXcLJ
— The Vertigo (@the_v_njslyr) 2016年3月21日
これか。データベースの「敵グループ」で、設定した敵キャラをスタンバイさせることができるようだ。 pic.twitter.com/tkd10gOV1Q
— The Vertigo (@the_v_njslyr) 2016年3月21日
うまくいった。バウンサーが攻撃をしかけてくるようになったぞ。 pic.twitter.com/HY5cQ909yB
— The Vertigo (@the_v_njslyr) 2016年3月21日
データをいじっていないので、そのままボコボコにやられてしまった。実際はもっとミニットマンを強くする必要があるだろう。 pic.twitter.com/suluF2ErTC
— The Vertigo (@the_v_njslyr) 2016年3月21日
ここまでやって感じたのは、思っていたより、意外と作るのが簡単ということだ。 「どうやってやるの?」という、とにかく方法がわかりさえすれば、それこそ文章を書くくらいのノリでRPGを作っていくことができる。特に、会話選択肢の実装は非常にシンプルかつ自由に行っていくことができるので感動すら覚えた。私はエターナル・ニンジャ・チャンピオンだが、このゲームは遊べるところまでは作りたいと考えている。
今後の指針
ゼロ・トレラント・サンスイはミニットマンがニンジャスレイヤーを追う話なので、ニンジャスレイヤーを……特に、ニンジャ装束姿ではないフジキド・ケンジを用意する必要がある。RPGツクールではキャラクター作成ツールがあり、顔や服のパーツを組み合わせてキャラクターを作ることが可能だ。
さて、戦闘処理はこれでなんとかなりそうだ。次に決めるべきは、装束姿ではないフジキドである。この話でもトレンチコートを着たりしていた気がするので、なんとなく察してもらえるくらいには、かすっているキャラを作りたい。パーツを組み合わせる。 pic.twitter.com/vYdHRCSH1Q
— The Vertigo (@the_v_njslyr) 2016年3月21日
このキャラクターをゲームに実装したり、引き続きマップを作っていく等、していくことになるだろう。不定期連載ではあるが、第3弾のエントリをお待ちいただきたい。
(The Vertigo)