Posted March. 21, 2016 07:14,
Updated March. 21, 2016 07:28
2017年完成予定のソウル駅高架道路の公園から、漢陽(ハンヤン)都城や南山(ナムサン)とを簡単に往来できるよう、歩行路が改善される。
ソウル市は、崇礼門(スンレムン)から中区会賢洞(チュング・フェヒョンドン)の白凡(ベクボム)広場へと向かう通り道の南山歩道橋と退溪路(テゲロ)とを直接つなぐことのできるエレベーターを設置する内容の「ソウル漢陽都城の現状変更審議」が、文化財庁・史跡分科委員会の審議で可決されたと、20日明らかにした。
退溪路と南山歩道橋とをつなぐエレベーターが設置されれば、靑坡洞(チョンパドン)や西界洞(ソゲドン)などソウル駅の西部とソウル駅広場から高架を利用して漢陽都城や南山まで簡単に行くことができる。これまで、退溪路から南山入口まで行くためには、約400メートルを回る不便を強いられてきた。工事は今年上半期(1~6月)に開始し、来年3月に終える予定だ。
崇礼門と南山とをつなぐ素月(ソウォル)通りの歩行路拡張工事も行われる。ソウル市は、国際懸賞設計公募の当選者であるヴィニ―・マースと協議して、歩行路拡張案をまとめ、今年中に整備を終える計画だ。ソウル駅高架と南山を訪れる観光客のため、南山歩道橋の下部には漢陽都城の区間であることを確認できる床痕跡表示が設置される。
ソウル市は、「来年春頃は、ソウル駅高架周辺が市民の歩行スペースとして生まれ変わるだろう」と明らかにした。