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正直言って面倒くさい「連絡は全部LINEでね」

2016/03/23
西村 岳史=日経コンピュータ (筆者執筆記事一覧

 あらかじめお断りしておく。本稿は個人的な愚痴を連ねた「チラシの裏に書いておけ」、いわゆる「チラ裏」である。

 最近、電話や電子メール並みに「LINE」が生活のインフラとして扱われていると感じるシーンが増えてきた。特に、子どもの学校生活には不可欠になってしまっている。使わなくても生活できなくはないが、いろいろな連絡が滞りがちになり、リアルな人付き合いに支障が出てくることもある。

 冒頭に「愚痴」と書いたのは、LINEそのものに非があるわけではないからだ。むしろ、多くの人に使ってもらうべく改良、開発を進めた結果として世間に受け入れられたわけで、便利なものが広がること自体は歓迎すべきと言ってよい。ただ、学校生活の基本的な連絡手段としてLINEが使われている、というのはどうにも説明しにくい違和感が残る。自分自身は、ITによる利便性を享受すべし、という立場であるはずなのだが。

部活の連絡は全部LINE

 えっそうなんだ、と思ったのは、子どもが入った部活の公式の連絡手段がLINEだったことだ。活動時間や内容の変更など、連絡事項は全部LINE。活動に関する資料の配布(ダウンロード)もLINE。基本的にLINEに1本化している。

 その部活だけかと思ったら、ほかの部活でも似たような状況だという。LINEを使えない人は、電子メールかTwitterで連絡が来る。さらにそのどちらも使えない場合は、携帯電話のSMS(ショート・メッセージ・サービス)を利用する。コミュニティに参加している人(生徒)のほとんどがLINEを使っているので、SMSまでになると「特別対応」扱いだ。

 ちなみに筆者の子供の通っている学校は、学生としての活動時間内の携帯電話やスマートフォンの利用を禁じている。所持そのものは許可制で、通常は電源オフにするのがルール。部活も活動中はLINE(というかモバイル端末)は使えない。

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