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【2018平昌五輪】
キム・ヨナを生んだ韓国フィギュアに黄信号 開催国出場枠を狙うなりふり構わぬやり方にまたも冷たい視線が…
SBSは男・女子シングルも出場が心配としたうえで「ともすればお茶の間で開かれる平昌五輪のフィギュアは『他人の祭り』に転落する可能性にあふれている」と危機感を募らせる。
ただ、韓国側も手をこまねいていたわけではなかった。SBSによると、韓国連盟はISUに開催国枠の復活を働きかけ、14年6月に一定の技術評価を得れば開催国に限って出場権を付与することが決定。すると、「不毛地当然」(SBS)と揶揄されるペアとアイスダンスで外国人選手を帰化させる計画を推進したというのだ。
ところが、IOCが14年12月に策定した「アジェンダ2020」で五輪の肥大化を防ぐために出場人数を可能な限り抑制する理念から、開催国枠に反対を表明。結局、この決定はもろくも白紙撤回されたという。
崖っぷちに追い込まれた韓国連盟が次に繰り出した一手は、団体戦で与えられる例外規定を活用する方法だという。例えば、男女シングルとアイスダンスで五輪出場権を獲得し、ペアを逃したと仮定すると、原則的にその国は団体戦に出場できない。ただ例外的に技術点の最低水準をクリアすれば追加メンバーとして出場が考慮される。