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【中国ネットウオッチ】
台湾の政権交代で浮上した故宮博物院所蔵品の帰属問題 「返還せぬ」発言に中国ネット民の反応は意外にも…
台湾の立法院(国会に相当)でこのほど、台北・故宮博物院が所蔵する文化財の帰属先をめぐる質疑があり、同博物院の馮明珠院長が「文物の所有権はすべて『中華民国』に帰属する」と答弁した。中国歴代王朝のコレクションを中心とした所蔵品は1940年代末、中国共産党との内戦に敗れた中国国民党が、北京の故宮博物院などから持ち出し、船で台湾に運んだものだ。こうした経緯があるだけに、大陸側で反発が起こるのかと思いきや、中国のネット上では、馮院長の発言を自虐まじりに「支持」する意見が相次いだ。
馮院長「故宮博物院の全ての文化財の所有権は中華民国にあり、返還問題など存在しない。少なくとも私の在任中はあり得ない」
民進党委員「北京の故宮博物院の院長がかつて所蔵品の返還を提起したことはあるか」
馮院長「これまでそのようなことはない」
台湾メディアの報道によれば3月16日、立法院の教育文化委員会で、台北・故宮博物院の馮院長と民主進歩党(民進党)の立法委員(国会議員に相当)らによるこんな質疑があった。
これには前段がある。
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