UAEの火星探査機打ち上げ 日本企業が受注
中東のUAE=アラブ首長国連邦が2020年に計画している火星探査機の打ち上げを日本企業が受注し、日本の打ち上げビジネスに弾みがつくものとみられます。
宇宙開発を積極的に進めるUAEは、建国50年に当たる2021年に火星に探査機を到達させるため、打ち上げを担当する企業の選定を進めてきました。その結果、三菱重工業が、プロジェクトを進めるUAEの宇宙機関から打ち上げを受注し、22日、首都アブダビで発表しました。打ち上げは、日本の主力ロケット「H2A」を使って、2020年に鹿児島県の種子島宇宙センターから行われる予定です。
UAEにとって火星探査は、中東初となる国家プロジェクトで、各国間で打ち上げの受注競争が激しくなっているなか、受注した日本として、打ち上げビジネスの拡大に弾みがつくものとみられます。三菱重工業の水谷久和常務執行役員は「打ち上げの連続成功と、世界のトップレベルを誇る成功率などによる安心感を、評価していただいたと思う」と話していました。
アブダビでは、UAE宇宙庁とJAXA=宇宙航空研究開発機構による協定も結ばれ、今後両国の間で、打ち上げだけでなく、人材育成や日本の実験棟「きぼう」の活用などでも協力を拡大することになりました。
UAEにとって火星探査は、中東初となる国家プロジェクトで、各国間で打ち上げの受注競争が激しくなっているなか、受注した日本として、打ち上げビジネスの拡大に弾みがつくものとみられます。三菱重工業の水谷久和常務執行役員は「打ち上げの連続成功と、世界のトップレベルを誇る成功率などによる安心感を、評価していただいたと思う」と話していました。
アブダビでは、UAE宇宙庁とJAXA=宇宙航空研究開発機構による協定も結ばれ、今後両国の間で、打ち上げだけでなく、人材育成や日本の実験棟「きぼう」の活用などでも協力を拡大することになりました。