神戸山口組が意見聴取会欠席 公安委が指定急ぐ

神戸山口組が意見聴取会欠席 公安委が指定急ぐ
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国内最大の指定暴力団、山口組と、分裂した神戸山口組の対立抗争とみられる事件が各地で相次ぐなか、兵庫県公安委員会は神戸山口組を暴力団対策法の規制の対象にするため、22日、意見聴取会を開くことを通知していましたが、団体の関係者は欠席し、意見を聞くことはできませんでした。兵庫県公安委員会は、公の場で意見を述べる機会を放棄したと見なし、今後、神戸山口組の指定暴力団の指定を急ぐことにしています。
神戸市に総本部がある国内最大の指定暴力団、山口組を巡っては、去年8月、傘下の一部の団体の組長が離脱して、淡路市を拠点とする神戸山口組を結成しました。
神戸山口組は、現在、暴力団対策法で規制の対象になる指定暴力団になっていないため、組員がみかじめ料などを要求しても、中止命令などを出すことができません。
兵庫県公安委員会は、指定に向けた手続きの一つとして、午後1時半から兵庫県警察本部で意見聴取会を開くことを通知していましたが、神戸山口組の関係者は欠席し、当事者から意見を聞くことはできませんでした。
兵庫県公安委員会は、公の場で意見を述べる機会を放棄したと見なし、今後、神戸山口組の指定暴力団の指定を急ぐことにしています。