清原被告の覚醒剤仲間で、昨年2月に覚せい剤取締法違反で逮捕された40代の男は、清原被告の後輩にあたる球界関係者Bのタニマチとして知られる。Bは現在でも球界に大きな影響力を持っているだけに、その名が法廷で飛びだそうものなら、「衝撃は番長どころではない」と先の球界関係者は語る。
捜査当局が要注意人物としてマークしているとの噂がある後輩Cと美人の妻Dも落ち着かない日々をおくっているという。
清原被告は注射痕などを隠すためか、日焼けサロン(日サロ)に通っていた。同被告に現役時代、日サロを紹介したとされるのが球界関係者Eだ。ある球団OBは「あの真っ黒な肌はあやしいどころか、特徴的な言動もクスリの影響によるものなのではないか」と話す。清原被告の後輩の元選手Fにも同じ指摘がある。
一体、清原被告はいつから薬物に手を出すようになったのか。元同僚、野村氏の証言は事実なのか。それが法廷ではっきりするだけでも衝撃は大きい。
巨人を震源とする賭博問題が球界全体を覆うなか、時悪く球団の杜撰な人材管理が明らかになれば、「通常の企業なら事業継続に黄色信号がついてもおかしくない事態」(証券アナリスト)となる。
関係者にとって番長の覚醒剤事件は、まだ序章が終わった程度に過ぎない。