二階総務会長 政府は積極的な景気刺激策を

自民党の二階総務会長は総理大臣官邸で安倍総理大臣と会談し、日銀がマイナス金利政策を含めた大規模な金融緩和策を続けていることを踏まえ、国債を活用して保育所の整備に取り組むなど、積極的な景気刺激策を講じるよう求めました。
この中で、二階総務会長は「デフレを脱却し、GDP=国内総生産600兆円を達成するためには、日銀がマイナス金利政策を含めた大規模な金融緩和策を続けている状況を活用した積極的な景気刺激策が必要だ」と述べました。そのうえで、国債を活用して保育所や介護施設の整備、インフラの老朽化対策などを進めることや、リニア中央新幹線の全線開業など公益性の高い事業に積極的に融資することなどを提言しました。
これに対し、安倍総理大臣は「自民党には、今の状況を1つのチャンスと捉えて、知恵を絞って政府をバックアップしてほしい」と応じました。
このあと、二階氏は記者団に対し、「デフレを脱却するには、相当、思い切った政策を講じていかなければいけない時期に来ており、政府をしっかり支えていきたい」と述べました。