SOLG Design Research Blog

コンバージョンを最大化するためにメールフォームで絶対やってはいけない9のこと。

2016年03月22日

おはようございます。藤本です。
厳しい寒さも落ち着きつつありますね。
春になればサイクリングに釣り、花見にキャンプ。。。
やりたいことがたくさんできるシーズンインです!早くコイ!

さて今回のブログはイエタテサイトにてEFOを実行したので、その時に注意すべき事柄をまとめましたので公開いたします。

その1.フォーム内の不要なリンクは全て削除する。

ショッピングサイトにて買い物カゴへ商品をいれいざ購入フォームへ。個人情報を入力中に

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といったバナーやリンクをみることってありますよね。
魅力的であればあるほどフォーム入力に集中できなくなり、離脱の可能性が高くなります。
離脱したあと結局悩んで注文するのをやめてしまったなんてことも少なくありません。
ですので、こういったリンクは削除して入力に集中させましょう。

また、グローバルメニューやローカルメニューについても同じくです。
ユーザにとってフォーム入力のステータスは目的達成間近のことが多いと思います。その時にはグローバル、ローカルメニューの必要性はさほど大きくないと感じます。送信完了後に最適なページに戻れるような動線が確保されていれば入力ページ、入力内容確認ページなどにはメニューすら不要かもしれません。

その2.本当に必要な項目だけにする。

入力項目の数とフォーム完了率は反比例します。いまある項目は本当に必要でしょうか?
フリガナや住所って昔からの名残りで当然のように項目としてありますが、本当に必要ですか?
難しい漢字(信濃小路とか)やキラキラネーム、どちらで読んでいいか分からない漢字(谷口って、たにぐち?やぐち?)などがあり、フリガナを入れたい気持ちはわかりますが、電話したり直接あったりしないかぎりはフリガナを知る必要はないですよね。難しい漢字についてはググればたいていはわかります。どちらか分らない場合は最初に聞けば失礼になりません(そういう苗字の人は間違えられ慣れている)。キラキラネームはあきらめる

メールアドレスの二度入力(確認)についても不要に感じます。
その目的は入力ミス防止だとは思いますが、ほとんどの人は結局コピペしますので、一度目でミスがあったらミスをコピペするので意味がありません。
コピペ防止をしているところもありますが論外です。(ユーザー行動を制限しないで!)
オートコンプリート機能によりメールアドレスなどのよく使われる項目はデバイスが記憶していることがほとんどです。

住所についても資料請求や商品発送などの場合はもちろん必要ですが、そうでないフォームの場合は住所は不要です。
逆に資料請求だけなら電話番号は不要です。(資料送付後に電話で営業するなら別ですが)
またプレゼントフォームなどの場合でも、当選者の抽選後に該当者にだけ住所を聞くなどすればフォームで必要な項目は変わってきます。

その3.入力ステップと必要な情報を明確にする。

送信完了までにどのくらいの工程が必要なのか?どのくらいの時間がかかるのか?なにが必要なのか?可視化してあげることが必要です。
先日、銀行の借り入れ審査のフォームを利用したことがあるのですが、入力工程が入力内容により変動するため、最終的に30分以上の時間がかかってしまいました。
その時手元にない情報が必要だったり、時間的にできなくなってしまったりで、結局2度ほど途中離脱をしてしまいました。(どうしても必要な作業だったため最終的に休みの日に行い送信完了までしました)
複雑なフォームだったり、あらかじめ必要な情報(記憶していない、所持していない情報は尚更)等がある場合は入力のまえにその説明をするなどの考慮が必要です。

入力完了までの時間と情報が明確になれば、「いまやろう or あとでやろう」が明確になるので、不必要なあきらめ(離脱)が減ります。

その4.運営側の都合を一切排除する。

 半角英数字にて入力ください。
 郵便番号、電話番号にハイフンは不要です。必要です。
 郵便番号が2つに分かれている。電話番号が3つに分かれている。
 住所が2つに分かれている。

こういったフォームはいまでも珍しくありません。
しかしこれらはすべて運営側の都合であり、ユーザーにはまったく関係のないこと。
そもそもユーザーは半角か全角か知らない人も多く切り替えが出来ない人もいます。ハイフンってなに?という人も珍しくありません。
運営側の都合、システムの都合をユーザーに押し付けるのではなく、プログラムで最適化、自動化するなどの処置をして運営側都合によるわずらわしい入力を簡単にしてあげましょう。

その5.必須と任意をはっきと分ける。

そもそも任意なら項目を排除することをオススメします。(だって最悪、全員が入力しなくても問題のない項目でしょ。)
しかし、いろいろなケースで任意項目があるとしたら、必須項目のまとまりの後に任意項目をまとめるようにしましょう。必須と任意をごちゃごちゃにさせない工夫が必要です。
ユーザーとして必要な入力が終わったあとで余力があればご協力ください。お急ぎならすぐに送信もできます。くらいにしましょう。

その6.入力例をいれる。

リセットボタン(キャンセルボタン)は絶対だめ。
これも昔からの名残りの機能ですね。
自分ごととして考えた時、項目に入力が一通りすんだあと、全部をリセットして最初から入力したい。という機会に遭遇したことが一度もありません。
むしろ間違えて押してしまい、がっかりしたことなら何度かあります。

その7.入力エラーはすぐに表示する。

一通り入力を終えて送信ボタンをおすと、ページングして「送信エラー、以下を確認してください」、赤字を確認して入力不備を確認、エラーが1つでないなら、該当箇所を探して…。
そうならないように、入力の度に不備があった場合は伝える形が望ましいです。あとで探すこともなくなりますし、リアルタイムに修正が可能なので不備にも気付きやすいです。

その8.住所は郵便番号で自動入力させる。

入力項目の中でも比較的入力内容が多いのが住所。
最近では当たり前になってきた機能ですが、やはり入っているほうが利便性は高いですよね。

その9.確認画面をやめる。

こちらは場合にもよりますが、入力項目が多くない場合、わざわざ確認する必要の無い場合はやめてしまいましょう。
自分たちでのサービスでも入力内容の確認画面での離脱が0ではありません、1〜2%ですがあります。
その数を物理的に0にすればCVは増えます。


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Posted by iA_director at 09:00 │webdesign

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