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【ソウルから 倭人の眼】
韓国はホントに大丈夫なのか? 北の脅威から目を背け政争に明け暮れ 経済は低迷、国民生活は困窮…
また、生活費や負債返還のために生命保険を解約する者が増えている。東亜日報が今年1月に生命保険業界の推定値として報じたところでは、昨年(10月末時点)解約された保険金の還金額は18兆ウォン(約1兆7600億円)で過去最高の額だった。通年の額ではなく、10カ月間の数値だ。
このほか韓国では、自殺者の数が年々増えている。不名誉なことに、経済協力開発機構(OECD)加盟30カ国の中で2004年から14年まで、11年連続で、自殺率のトップは韓国だった。とりわけ、生活苦などによる高齢者の自殺が多いと分析されている。貧富の格差拡大の現実が数字に表れている。
精神安定剤は日本いじり?!
よその国のこととはいえ、書いている方も暗い気分になる。だが、これが韓国の現状なのだ。「かつての日本の失われた10年、20年の状態に極めて似てきている」。韓国の経済専門家やメディアは今日も、自国経済の現状に危機感を抱き続けている。
最近の明るい話題といえば、韓国人プロ棋士、李世●(石の下に乙、イ・セドル)九段が人工知能(AI)囲碁ソフト「アルファ碁」との囲碁5回戦で1勝し、アルファ碁の4連勝を阻んだことぐらいだ。韓国メディアはこぞって、「わが国も人工知能の開発を急げ」などとハッパをかけている。何事も「急がねばならない」「やらねばならない」という主張は韓国メディアらしい。だが、何でもかんでもやれるのか。千手観音でもあるまい。そもそも、現在の韓国にそんな余裕はあるのだろうか。
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