産経ニュース

【ソウルから 倭人の眼】韓国はホントに大丈夫なのか? 北の脅威から目を背け政争に明け暮れ 経済は低迷、国民生活は困窮…

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【ソウルから 倭人の眼】
韓国はホントに大丈夫なのか? 北の脅威から目を背け政争に明け暮れ 経済は低迷、国民生活は困窮…

韓国国会で2日、北朝鮮人権法案が賛成多数で可決したことを示す電子ボード(AP) 韓国国会で2日、北朝鮮人権法案が賛成多数で可決したことを示す電子ボード(AP)

 こうしたなか、与党セヌリ党で最近、親朴大統領派と、次期大統領の座を狙う金武星代表に近い勢力の間で内紛が激化した。現政権で大統領政務特別補佐官を務めた国会議員の尹相現氏が先月末、「金武星をやってしまえ(直訳は“殺してしまえ”)。あいつらを(セヌリ党の)候補者選びで落としてやる」と電話で話した内容が8日、韓国メディアで報じられ発覚した

 通話の相手は不明だが、物騒な発言は内紛の火に油を注いだ。尹氏は「酒を飲んで話した」と事実を認め、金氏への謝罪を表明した。尹氏は後日、党の公認候補から外された。「陰謀だ」と非難した尹氏の言葉通り、尹氏は韓国でよくあるように、ハメられたのかもしれない。

 「暴言発覚」の翌日には、また物議をかもす秘密会談がメディアにより暴露された。玄伎煥大統領府政務首席と、セヌリ党で総選挙の公認管理委員長を務める李漢久氏が極秘裏に会っていたという。総選挙の党公認候補選びに朴大統領が介入しているとの疑惑を抱かせるのには十分な材料だ。

 また、選挙公認管理委員会の親朴派・反朴派の幹部が国会の通路やエレベータで、大声で派手にののしり合うというローカル色の濃い出来事もあった。こうした陰謀劇や暴露、もめ事は韓国では珍しくはない。ものによっては、生のドロドロした“韓流政界ドラマ”を見ているようで、興味をそそられる。

このニュースの写真

  • 韓国はホントに大丈夫なのか? 北の脅威から目を背け政争に明け暮れ 経済は低迷、国民生活は困窮…
  • 韓国はホントに大丈夫なのか? 北の脅威から目を背け政争に明け暮れ 経済は低迷、国民生活は困窮…

関連ニュース

【ソウルから 倭人の眼】韓国もようやく北朝鮮への幻想から目覚めたか? むしり取られた18年 「恩をあだで返された…」

「ニュース」のランキング