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【ソウルから 倭人の眼】
韓国はホントに大丈夫なのか? 北の脅威から目を背け政争に明け暮れ 経済は低迷、国民生活は困窮…
両法案は、朴槿恵大統領が成立に向けて議会の協力を求めていたものだが、可決したのはほんの一部だ。朴大統領は3年前の就任以降、特に労働改革法やサービス産業発展法といった、経済や民生にかかわる法案の成立を何度も訴えてきた。低迷する経済の改善に必要なのだろう。しかし、こちらは野党の反対に加え、与党セヌリ党の内部の紛争で法案処理が遠のいている。
テレビで見る国会の様子に、「今日もやっとるね」と思う。特に「韓国らしい」と感じるのは、政権に限らず気に入らない相手の足を引っ張ることだ。北朝鮮が挑発を続けるまさにその瞬間も、韓国の政界はポピュリズムや保身にご執心だ。「妨害、人の足を引っ張ることに“生きがい”を感じているのではないか」とまで錯覚さえする。
「あいつらを、やってしまえ!」 議員先生、今日も抗争
韓国では4月13日に総選挙の投開票が控えている。しかし、選挙区を確定する法案も国会でもつれた末、今月初旬にようやく採決に至った。しかも、選挙まで残り1カ月半を切った時点で。日本ではまず考えられないが、韓国では不思議なことではない。
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