夏までに彼女を作るきっかけとして、アルバイトをしてみようと思った。
アトピーゾンビ童貞は、容姿が良い可愛いロリッ子にしか欲情しないし興味がない。だから、そういう子が多い、対人系のアルバイトに応募した。
しかし、これが失敗だった。やはり、欲をかくべきではなかった。
「君、その顔と首は何?赤いけど。」
「あー、アトピーね。痒くなるやつでしょ?」
「あー✕✕高校ね。底辺のダメ人間が集まるところっしょ?ちなみに、俺は○○高校っていう進学校なんだよねー。」
「対人系の仕事って清潔感が大事なんだよね。君みたいな人が入るとお店の評判落ちちゃうのよ。」
「逆に聞きたいんだけど、君は君みたいな人と働きたいと思う?」
「じゃ、面接はこれで終わり。帰っていいよ。」
この反応は当然だ。だって関東のゴミ高校のアトピーゾンビはキモいもん。汚いもん、汚物のゴミだもん。いいもん。もう働かないから。どうせ十代で自殺するし。ちょっと意欲が出てきて調子乗っちゃっただけだし。バーカバーカ。
今は、容姿が良い非コミュ障の健常者じゃないと碌にバイトすら受からない時代だ。
まあ、受かったとしても、アトピーゾンビだからバイト仲間全員に気持ち悪がられて隅っこで惨めに働くことになるのだろうが。
結局アトピーゾンビは、ありとあらゆるステージに上がれない。無駄な人生。無意味な人生。
アトピーゾンビは、一生地味なクソ仕事をクソ底辺共とやるしかないのだろう。
はぁ…。非健常者として生まれてきてからロクなことが無い。人生の始めですっ転んで、這いつくばりながらなんとか今日までやってきた。
真面目に生きるのが馬鹿みたいだ。犯罪者の方が充実した毎日を送ってる。
アトピーゾンビは、ただ普通に生まれて普通に育てられて普通に成長して普通に働いて普通に死にたかっただけだ。
多くを望んでいる訳ではない。普通でいいのだ。
でも、それはアトピーゾンビとして人生スタートラインに立った時点でかなわぬ夢なのだ。
スタートを切っても、虐待モンスターが家に二人いて、イジメモンスターが学校に沢山いる苦痛まみれの人生だ。
ハイハイで外に出て、車に轢かれて死んだほうがましだった。
何気ない日常にアトピーゾンビはいない。この世は健常者ランドだ。
結局、非健常者は社会の隅っこでゴミでも漁ってろってことなのだろう。
やはり来世に掛けるしかないのか。すべてが徒労に終わっただけの一日でした。