サイバーオロ

AlphaGo、すべての手を4分以内に打った

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 ▲ 4局でAlphaGoに代わったAja Hunag(左側)が着手する間イ・セドルが見守っている。 立っている人は審判を引き受けたソ・コンウ6段。 /グーグル提供


この記事は朝鮮日報(chosun.com)イ・ホンリョル記者の「AlphaGo、すべての手を4分以内に打った」を転載しました。○●原文


AlphaGovsイ・セドル戦サイバーオロ統計
一手平均66.8秒、2分以上31回
イ・セドル最長は15分19秒…AlphaGo4局で妙手当てられるとすぐに長考 

AlphaGoはイ・セドルと打った五番勝負で1手平均66.8秒を使い、5局をあわせて2分以上'長考'した手は31回だけだった。 最長は3分58秒(2局黒11)だった。

AlphaGoは1・3局で完勝、4局で逆転負け、2局と5局では苦戦したがこのような流れが記録表にもそっくり現れた。 以上は囲碁対局サイト サイバーオロが自らの技法で明らかにした内容だ。

AlphaGoは全体的に一手に4分を超えたことが一度もない。 イ・セドルが一手に15分19秒(2局白38)を使うなど毎度時間に追われたことと比較すると'機械らしい'はやい計算力が引き立って見える。 だが、AlphaGoも全体的な方向を決めなければならない場面ではそれなりに長考した。 最長である2局の黒11もそのような脈絡で理解される。
 
2-11
 

AlphaGoは5局の92(3分5秒)、4局の143(3分1秒)等次の手を検索するのが難しいところで長考した。

5-92

4-143


ひとまず長考を経た以後にはほとんどの着手がはやくなって状況も簡潔に整理された。 しかし2局と4局のように長考が数回続いた場合もある。 2局がAlphaGoが綿密な形勢判断のために投じた時間だったら4局の連続長考はAlphaGoがどぎまぎした時間だった。 78という予想になかった割り込む手に精神を整えられずに揺れたこと。

 

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1局の時、右辺に浸透、'神の一手'という絶賛を受けた102にAlphaGoが考えた時間はわずか1分31秒だった。

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プロが流したこの手がAlphaGoにはすでに変化をみな読んでいた当然の侵入手だったという話だ。 この手に対するイ・セドルの応酬は何と10分31秒がかかった。


時間使用パターンだけみるならば2局もイ・セドルが勝つことができる流れだった。 イ・セドルが後日自ら最も残念がった対局が2局だった。

コンピュータはエラー防止のためにすべての手を一定時間中に着手するようにセッティングしてある。 AlphaGoがプロのように'絶対先手'を惜しんでコウ材を活用しない全ての特異値現象に対してサイバーオロクァク・ミンホ代表は"一種の時間延長策"と説明する。

AlphaGoは自身が予想した手の他に、他の手が打たれれば全体を新しく考えなければならないのでコウ材を使うように先手行使で時間を延長して手を読むということ。

サイバーオロの時間使用表はGoogleチームの公式資料と若干の差がありえる。 グーグルは今回の五番勝負の時間使用表を最後まで公開しなかった。 囲碁ゲームで各着手消費時間は色々な意味が入れられた基本データという点で残念な思いをした。
 
原文記事:サイバーオロ 

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