速報 > 社会 > 記事

全日空、全国49空港でシステム障害 国内線45便欠航

2016/3/22 11:06 (2016/3/22 12:27更新)
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
保存
印刷
リプリント
共有

 全日本空輸は22日、就航する全国49空港で同日朝から国内線のシステムトラブルが起き、搭乗手続きができなくなったと明らかにした。インターネットからの予約も停止しているという。午前11時20分時点で、同社の国内線だけで45便が欠航し、約6500人に影響が出ている。

運航再開を待つ搭乗客であふれる伊丹空港の出発ロビー(22日午前)
画像の拡大

運航再開を待つ搭乗客であふれる伊丹空港の出発ロビー(22日午前)

 先月24日にも同様のトラブルがあったが、約30分で復旧した。同社は復旧作業を急ぐとともに原因を調べている。

 全日空によると、トラブルは22日午前8時20分ごろに発生。各地の空港でチェックインカウンターなどで使う搭乗手続き用の端末が動かなくなった。一部の空港では復旧したが、全面復旧のめどは立っていないという。

 この影響で、全日空の国内線のほか、システムを共用するスターフライヤーやソラシドエア、AIRDO(エア・ドゥ)、アイベックスエアラインズの4社の便でも遅延や欠航が出ている。

 羽田空港の出発ロビーは22日午前、飛行機に乗れない人でごった返し、全日空のカウンターはチケット購入や手続きを待つ長い列ができた。

 家族4人で札幌へ旅行に行く予定の会社員、林祐三さん(37)は「朝から2時間以上待っているが、動きそうにない。せっかくの旅行だったのに」と困惑した様子。旭川に行くという会社経営の男性(37)は「もう午後の会議には間に合わない。海外ではよくあるけど、国内でこんな遅延があるとは」と話した。

 全日空では過去にも同様のシステムトラブルがあり、2008年9月には50便以上が欠航し、5万人超に影響が出た。

 全日空によると、搭乗手続きシステムの不具合は午前11時半ごろに復旧した。〔共同〕

小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
保存
印刷
リプリント
共有

電子版トップ速報トップ

関連キーワード

全日空、トラブル

【PR】

【PR】

主要ジャンル速報

【PR】



主な市場指標

日経平均(円)
3/22 12:55
16,910.60 +185.79 +1.11%
NYダウ(ドル)
3/21 終値
17,623.87 +21.57 +0.12%
ドル(円)
3/22 12:35
111.90-91 +0.57円安 +0.51%
ユーロ(円)
3/22 12:35
125.96-00 +0.34円安 +0.27%
長期金利(%)
3/22 10:51
-0.095 +0.005
NY原油(ドル)
3/21 終値
39.91 +0.47 +1.19%

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報