わたしの言いたいこと。

 ツイッターでのわたしの発言に対し、多くのコメントが寄せられました。その九割以上は、わたしの発言は誤りであり、無礼であり、多くの福島に住まう人を悲しませ、怒らせるものであるという内容です。

 だから、嘲笑、誹謗、恫喝といったものがほとんどであり、潔く失言を認めアカウントを停止しろといったものもありました。中には売れない作家の売名行為、ステマであるといったものも散見したが、これは嫌がらせのたぐいと思っています。

 2011年3月12日、福島第一原発の爆発事故で、推定て90万テラベクレル放射性物質が飛散したと言われています(テラは1兆)。主にセシウムストロンチウムヨウ素テルルが放出されました。

 いま、福島県の農産物の検査はセシウムの検査のみです。そのうち一般食品は100Bq/kgという基準です。これが世界の基準に比して大きいか小さいかは、各国が日本の食品の輸入を規制していることからある程度判断ができると思います。

 ちょっと横道にそれますが、自然放射線X線治療、ラジウム温泉等はどうなのかといったコメントがありました。それらは今まで恒常的に被曝してきたものなので、食品による内部被曝がさらにそれに上乗せされるだけのことです。

 原子炉から飛び散ったセシウム半減期は30年。その地で生産される農作物の線量は基準値内に留められているのでしょうが、わざわざ摂取するものではありません。低線被曝(100ミリシーベルト以下)は人体に影響は観察されていないという学者も多い。いま我が国の被曝の基準は、年間1ミリシーベルトと定められていますが(丸川珠代大臣が何の科学的根拠もないと発言した数値)、福島原発作業員で急性骨髄性白血病労災認定された方の被曝量は19.8ミリシーベルトでした。

 わたしは無名の作家ですが、その発言の影響で福島県民が傷つき、自殺するといったコメントも多々ありました。日本テレビの日曜ゴールデンにオンエアされる番組で、有名タレントがグレーゾーンを無視して「安全」と言い切る影響力は天文学的な数字でしょう。その結果5年後10年後に何らかの異変が発生したとしても、誰も責任を取ることが出来ません。

 とは言え「人殺し」「きちがい」と言う言葉は明らかに言いすぎであったと反省いたします。よって、これらのこのツイートは削除させていただきます。スクリーンショットも多く撮られてはいますが、隠滅が目的ではないので、ここに再掲しておきます。

TOKIO。究極のラーメンて、福島の小麦から作った麺なのかよ。人殺し」

「未だに「食べて応援」している馬鹿がいて頭が痛くなる」

「福島の農家の皆様は、どうか地産地消して下さい。県外に出荷するほどの生産量があるのですか。そして、ご自分のお子さんには絶対に食べさせないで下さい。なお、圏外で生産物を目撃したら「毒入り食べたら死ぬで」シールを添付させていただきます」

TOKIO。気違いが福島で米を作っている」

 最後に、福島県民、TOKIO、関係者各位に、深くお詫びいたします。




 

 

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寡作ミステリ作家藤岡真の日常的な日乗です。