橋下氏、政界引退後初バラエティー「これからは“素”でいきます！」

母校・早大を訪れた橋下徹氏（左）と羽鳥慎一アナ。同じ１９９４年に卒業した“同卒生”だが、当時は面識はなかったという（写真：サンケイスポーツ）

　前大阪市長の橋下徹氏（４６）が、２３日放送のテレビ朝日系特番「橋下×羽鳥の新番組始めます！」（後７・０）で政界引退後初バラエティーに挑んだ。４月スタートの同局系「橋下×羽鳥の新番組（仮）」（月曜後１１・１５）の内容を決定する特番で、“タレント”復帰後、初のロケでは二十数年ぶりに母校の早大へ凱旋。「これからは“視聴者代表”という感覚で参加したい」と宣言し、８年ぶりのレギュラー番組に手応え十分だ。

　弁護士時代、日本テレビ系「行列のできる法律相談所」で見せた歯にきぬ着せぬ言動で“茶髪の風雲児”と呼ばれた橋下氏が、８年ぶりにバラエティーに復帰！初収録で新たな一面を見せた。

　今回挑んだのは、４月スタートのテレ朝系「橋下×羽鳥の新番組（仮）」の内容を決める特番。橋下氏とフリーアナウンサーの羽鳥慎一（４４）が３つの企画に挑戦し、“しっくりくる”コーナーがあれば、レギュラー版で採用するというものだ。

　橋下氏は「８年間の政治家時代、カメラの前は記者とバトルする戦場でした。これからは、もう“素”でやらせていただきます！」と“自由化”宣言。豪華なスタジオのセットに「まるでアメリカ大統領選挙の討論番組みたい！トランプ氏が出てきそう」と興奮した。

　企画の１つでワイド（広い）ショーの対極を狙う「ナロウ（狭い）ショー～橋下×羽鳥の新聞には載らないニュース～」では、同じ早大政治経済学部経済学科出身である羽鳥アナと母校に凱旋。野心と憧れを抱いて大阪から上京し、“早稲田愛”に燃えた学生だったという橋下氏だが、親友の証言や番組が発掘した大学時代の映像から、実は“チャラかった”一面が発覚する。現在の妻である学生時代の彼女と頻繁に通ったラーメン店も訪れ、純愛エピソードも披露した。

　橋下氏と初のＭＣタッグを組む羽鳥は「今、日本で一番どんなことを言うのか注目されている人物。今後、タレントとしての才覚がますます発揮されていくのだろうなと思うと、伸びしろ抜群な番組になる」と手応え十分。橋下氏は「“有権者の代表”として政治に取り組んできましたが、これからは“視聴者代表”という感覚で番組に参加したい！」と政治家よりもノリノリだった？！